このアプリは、端末の電源を入れた時一緒に起動してくるアプリの「自動起動」を阻止します。
それだけでなく、逆に電源を入れただけじゃ起動しないアプリを自動的に起動できるようにすることも可能。これが意外と便利だったりします。
全てのアプリの「自動起動」を止められるわけではありませんが、端末起動時に一緒に起き上がってくるアプリが増えれば増えるほど起動時間は長くなりますので、アンインストールはしたくないけど裏で待機してくれなくていい、程度の頻度で使うアプリの動きを止めることで動作改善と電池消費対策が期待できます。
このアプリはあくまでも「端末の電源を入れた時に自動起動するアプリ」を起動させないようにするものです。
現在動いているアプリを止める”タスクキラー”とは違います。
アプリのUIは3種類のタブにわかれています。
「ユーザー」には、ユーザーアプリ(ほとんどの場合自分でインストールしたアプリのことを指す)がリストアップされます。
「システム」にはシステムアプリ(プリインストールアプリなどを指す)がリストアップされます。
「カスタマイズ」は逆に自分でリストを追加していきます(後述)。
自動起動を止めたいアプリを選んで停止させます。
なお、この状態ではまだアプリは止まっていません。
繰り返しになりますが、本アプリは「端末起動時」に自動起動するアプリを止めるものです。設定が済んだら一度端末を再起動させないと反映されません。
オマケ要素とでもいいましょうか、本アプリをインストールすると、端末起動までにかかった時間をモニタリングして教えてくれます。
いくつかのアプリの自動起動を停止させた際、本当にパフォーマンス改善(端末起動時間の短縮)に成功したかの目安になります。
ただし、システムに深く食い込んでいたり、OSの動作と密接に関係している重要なものは消すことができません。
例えば、システムアプリのいくつかは他のアプリによって呼び出されることがあるため、止まってしまうと動作全体に影響を及ぼす可能性があります。
※例として「ブラウザ」は他のアプリのインターネット接続権限によって通信を行いますし(Android 4.0から若干変わりました)、「マップ」は他のアプリの位置情報取得権限によってそのアプリに位置情報を提供するために呼び出されることがあります。
また、ユーザーアプリであってもIME(キーボード)なども止めることはできません(文字が打てなくなるw)
一部のユーザーアプリ(今回試したものの中では『Dropbox』と「Any.Do」)も止められないようですが、どうしても止めたい場合は逐次「強制終了」するかアンインストールするのが最も安全で手っ取り早い方法となります。IMEの場合、別のものに切り替えれば止まります。
ユーザー、またはシステムアプリから任意のものを指定して、端末起動時に自動的に立ち上がるようにできます。
使用頻度の極めて高いものや、一旦起動してペアリングなどを必要とするアプリを指定しておくと、再起動後の作業も楽になるかもしれませんね。
今回は有料の完全版を使いましたが、無料版も公開されています。
広告が挿入されるかどうかの違いだけ(アプリ内説明文より)とのことなので、気にならない場合は無料版でも良いかもしれません。
ゾンビアプリの根絶を可能とするほど強力なものではありませんが、少なくとも端末起動直後に一斉に起き上がってくるアプリの数を減らせることから再起動などの速度が上がる効果が期待出来ます。