Press (RSS Reader) : feedly/Feedbin/Feed Wranglerに対応!RSSを幅広く使いこなす人に!Androidアプリ

『Press』は日本語化されていませんが、かわりにfeedlyだけでなくFeedbinFeed Wranglerという3種類のRSSリーダーとの同期に対応したクライアントです。
特にFeed WranglerはAndroid用の公式アプリがGooglePlayで見つけられなかったので、利用者にとっては重宝するのではないでしょうか。
見た目も美しく、操作も直感的でとても使いやすいクライアントです。

まずはRSSリーダーのアカウントを登録

まずは利用しているRSSリーダーのアカウントを『Press』と紐付けましょう。
feedlyを使う場合はGoogleアカウントでのログインが求められます。

これらの情報へのアクセスをfeedlyに許可すると、自動的に『Press』側にfeedlyが持っているフィード情報が同期されます。

洗練されたUIが美しく、直感操作が可能!

こちらがトップ画面。
フィード数、記事数といった情報がわかりやすく表示されており、カテゴリを展開してフィードごとのRSSを参照することもできます。

フィード閲覧時はこのような構成となっており、画面の横についたツマミを引っ張ると見出しを確認できます。逆に引き出しをしまうことでいつでも一覧に戻れます。
更に便利なことに、『Press』はfeedly公式アプリのようにフィードを連続で表示して”流し読み”することができます。

このように、下部ツールバーに表示されたボタンを使って「前のフィード」「次のフィード」に移動することができます。
ジェスチャーにも対応しており、記事の末尾までスクロールした状態で更に進もうと指を滑らせると次の記事に進むこともできます。
大量のフィードを取得すると目当ての記事を探すのが大変なので、こういうのって有難いんですよね。

更に『Press』は「未読記事」「既読記事」「スターをつけた記事」を別々に一覧表示することが可能。読んだ後で未読に戻すこともできるのはちょっと面白いですが、”未読”と”既読”を別々に纏められることは結構すごいと思います。使いやすそう。

英文のフォント・スタイル変更に対応

Sansフォント、Serifフォント、Robotoフォントなどに対応しています。
また、文章の「左揃え」「右揃え」「両端揃え」のスタイルを適用することもできます。
日本語を含んだフォントはデフォルトでは入っていないのが残念なところ。このためフォントを変更しても英文や数字にしか適用されません。
対応してほしいですね。

同期や外観の設定

設定項目は英語なので、可能な限り和訳してみます。

SYNCING
上2つは「未読記事と既読記事」、「スターをつけた記事」を保管する期間の設定。
3番目は、前回以前の同期で取得済みの記事を次回同期時に再ダウンロードするかという設定。
4番目は、端末に保管する記事件数(最大数)。例えばここを1000とした場合、1回目の同期で500件、2回目の同期で700件の記事を取得するならば、古い順に200件が削除されるという感じ。

AUTOMATIC SYNCING
1番目は、定期的にバックグラウンドで自動同期をする間隔。「Never」だと自動同期は行われません。
2番目は、『Press』起動時に自動的に同期を開始するかという設定。
3番目は、モバイルデータ通信(3G/LTEなど)を使った同期を行うかという設定。チェックを外すとWi-Fi接続時にのみ同期されます。
4番目は、同期完了時に未読件数などを通知表示するかという設定。

READING(ここから右側の画像):
1番目は、「全て既読にする」際に確認メッセージを表示するかという設定。
2番目は、記事の並び順。「Ascending」が「昇順」、「Descending」が「降順」です。
3番目は、「全文取得」動作時にAndroidデフォルトのブラウザを使うか、『Press』アプリ内蔵のブラウザを使うかを選べます。
4番目は、モビライザーの選択項目。これはモバイル用レイアウト(スマホ版ページなどと呼ばれる形式)に非対応のウェブサイトをモバイル端末でも見やすいように変換してくれるものです。『Press』では、「Google Mobilizer」「Instapaper Mobilizer」「Readability」から選べます。

MAIN SCREEN LAYOUT
ここには項目が1つしかありませんが、アクセシビリティ(操作性)に直結します。

このように、タップした時の動作を入れ替えます。使いやすいほうを選んでください。

ARTICLE NAVIGATION
1番目は、上で一度触れた記事の送り方を変更します。

縦スワイプ方式(デフォルトはこっち)、横スワイプ方式を切り替えるほか、下部のナビゲーションバーを非表示にすることも可能。全文取得は画面のダブルタップでも行えるので、画面を広く使いたい場合は隠してしまいましょう。

2番目は、端末のボリュームキーを使って次の記事、前の記事への移動を行えるようにする設定です。

WIDGET
『Press』には2種類のウィジェットが存在します。

4×2と1×1サイズ(大きい方はスクロールにも対応)でカテゴリやフィードを指定して表示させることができるのですが、「Widget Style」からはこのウィジェットの”背景”の透過率を指定出来ます。

CACHE
ファビコン(そのウェブサイトのシンボルとなるアイコン)画像をキャッシュする設定のようです。
チェックを入れると、次回同記事に全てのファビコンが再キャッシュされます。

ACCOUNT
登録済みのアカウントからサインアウトできます。

feedly以外のRSSリーダーとの同期にも対応した多機能リーダー『Press』は、シンプルな外観に直感操作を組み合わせることで素晴らしい完成度を獲得しています。
サクサク読めるRSSリーダーをお探しなら、一度は触れておくべきだと思えるアプリです。