Androidスマホ/タブレットとパソコンとの間で効率よくファイルを転送できるアプリが、『AirDroid』です。
パソコンのブラウザを使ってファイルやSMSの送受信、カメラや電話の操作、紛失時の端末探しなど、多くの機能を持った優良アプリです。
『WiFi File Transfer』は非常にシンプルなのが特徴です。できることはファイル転送のみ。複雑なアプリは使い方を覚えるのが辛い、とりあえずはファイル転送だけほしいといった場合に重宝するかと思います。
慣れてきたら多機能な別のアプリにも手を出すことを考えるとして、まずはシンプルなもので…とお考えの方、こちらのアプリはいかがでしょうか。
このアプリはその名の通りWi-Fi接続を利用するので、アプリをつける前に必ずWi-FiをONにしておきましょう。
「Start」ボタンを押すと、利用するIPアドレスがURLとして表示されます。多くの場合、 xxx.xxx.x.xx:xxxx という形式になっていると思います。
表示されたURL（https://の部分から全部）をパソコンブラウザのアドレスバーに入力します。
※Chromeなど一部のブラウザは「https://」は入力しなくても大丈夫です。
するとこのような画面が表示されるはずです。
これで、パソコンブラウザを操作してスマホに保存されたファイルをパソコン側に取り出すことができるようになります。
複数のファイルを一度に取り出したい場合、キーボードの「Shift」キーを押しながらチェックボックスを押します。
この場合、先に選択したチェックボックスから次に選択したチェックボックスまでの間にある全てが選択されます。
「Ctrl」キー（Macの場合「command」キー）を押しながらだと、押したもののみを複数選択することもできます。
これらはこのアプリだけに限らず、パソコンを使ったあらゆる場面で役立つので覚えておいて損はないです。
取り出したいファイルを選んだら、下にある「Download」ボタンを押します。
するとこのようなポップアップが表示されるはずです。
左の「Individual files」を選ぶと、複数選択したファイルを1個1個ダウンロードします。
右の「One ZIP archive(4GB max)」を選ぶと、複数選択したファイルを纏めてZIP形式にアーカイブしダウンロードします。ただしこちらは最大で4GBまでにしかできませんのでご注意ください。
例えばスクリーンショットなどの画像を一気に取り出す場合、一旦ZIPに纏めておくと良いでしょう。
スマホ内のファイルをパソコンに取り出すことが「Download」となるため、逆にパソコン内のファイルをスマホに転送することは「Upload」になります。
「Tranfer file to device」と書いてある部分にパソコン内のファイルをドラッグ＆ドロップで運ぶと転送待機状態になります。
この他、フォルダを指定して中身のファイルを一括アップロードする「Select folder」ボタンもついていますので、大量のファイルのやり取りも決して億劫ではありません。
準備が整ったら「Start upload」ボタンを押せば転送が開始されます。
Wi-Fiを利用するので、USB2.0ケーブルで繋いだ時と同程度のスピードでの転送も可能です。
『AirDroid』や『AnySend』や『Super Beam』など、スマホとパソコンとの連携を便利にするツールは各種出回っています。
今回の『WiFi File Transfer』のようなタイプは比較的オーソドックスで、昔から愛用されてきたものです。そのため類似したツールも多く、ブラウザ画面のUIも千差万別となっています。
使いやすいものを探すのも良いですし、まずはとにかく使ってみて慣れてしまうのもアリです。
パソコンとの連携は特にメディアファイル（画像・映像・音楽）を多用する場合必須の作業となるので、早めに覚えておきましょう。