今回は正統派脱出ゲーム『garden -脱出ゲーム-』のご紹介です。
気が付けば、あなたは見知らぬ庭に迷い込んでしまったようです…。
※GooglePlayアプリ説明より
つまり主人公はどうやってここに入ったんでしょう…なんて考えは野暮、まずはとにかく脱出しましょう。話はそれからだ。
トップに載せた画像がメニュー画面なのですが、ゲームをスタートするとタイトルやボタンなどが消えていきなりはじまります。なんかオシャレ。
全体的に統一された色味から、吹きすさぶ風やそれに舞う土埃まで見えてきそうです。
さて、四方を壁に囲まれた密室になぜか突然迷い込んでしまったアナタはここから出なければいけません。
本ゲームは比較的オーソドックスな脱出ゲームのため、妙なひっかけ的要素はあまりありません。まずは落ち着いて、部屋を隅々まで調べてみましょう。
何かある…けど深すぎて手が届きません。どうやって取るのかな?
基本的に脱出ゲームとはプレイヤーの”発想”がゲームマスター(デベロッパー)の”仕掛け”を上回らない限りクリアできません。
このように何かに躓いた際、「どうしたら取れるだろうか」ということに着目し、可能性をいくつか挙げておくと後々楽になります。
紐で吊るすならそのうち紐が手に入るでしょうし、壺を割るならハンマーとかもあるかもしれませんよね。
脱出ゲームで行き詰まった時というのは逆にチャンスでもあります。予め可能性を模索しておけば、「使い道がわからないアイテム」が手に入った際の行動を即座に閃くこともできるでしょう。
この手のゲームで「閃き」と同様に最重要視されるのが「観察眼」です。特に本ゲームのように色味が統一されているものの場合、背景とアイテムの色もあえて合わせることで保護色を纏ったかのようにカムフラージュしていることも多々あります。
こちらの画像では、棚の上で何かがキラリと光っています。このような小さな変化もしっかりと把握していないと、いつまでたっても脱出できませんよ。
アイテムを取ったらもう安心、なんてこともありません。入手と同時に別のヒントが描かれていることだってあるんです。いかなる可能性であっても捨ててはいけません。
残念ながら(?)力技での脱出も当然できません。きちんと謎を解いてから出ましょう。
そうですよね、バルブって開けたら閉めれますよね。
一度解いたからといって安心すると製作者の思う壺にはまります。
解いた時に何が変化したか、仕掛けを元に戻すと何がどうなるかを考えて進みましょう。
本ゲームはオートセーブに対応しています。このためちょっとした空き時間で仕掛けを2〜3個だけ解いておいたり、突然の電話着信などにも柔軟に対応が可能。
なんとか自力で解きたいから攻略サイトは見たくない、けど正直お手上げ…そんな時にこそ役立つのがBBSです。画面右端のホームボタンから「BBS」を選ぶと開きます。
わからないことがあった際、同じ内容を質問しているスレッドを探したり、質問を投稿したり、また既に自分で解いた謎のヒントを他の人に教えてあげたりもできますね。
本ゲーム、ボリュームもそこそこありまして、(多少のネタバレになるかもしれませんが)最初の部屋についたドアを開けたらゴールとはなりません。そもそも最初の部屋にドア2つありますしね。
「えっそんな所も調べられたのか!」と思わされる部分も多く、「こんなん絶対わかるかよ!」と憤慨しながら解いた謎のタネが意外とあっけなかったりもしました。
脱出ゲームの経験がほとんどない人にも、反対にプロ級の腕を持った人にもおすすめできるかと思います。