『Flick』はその名の通りフリック操作でファイルを転送できるツールです。
そのお手軽さは『Any Send』に並びます。
端末同士でファイルをやりとりできるだけでなく、パソコンクライアントも備わっています。
更に嬉しいことにiPhoneもサポート。これでキャリアやメーカーだけでなくOSの枠まで超えていつでも誰とでもファイルのやりとりができますね。
こちらは『Flick』デベロッパ公式のYouTubeチャンネルに投稿された動画です。
iPadからWindows7PCへ、Windows7からMacBookAirへと画像が飛び回ります。「ちょっと行ってくる」感覚でサクッと送れるのが嬉しく、UIも洗練されていてかっこいいですね。
・【OCTOBA】Android App 『Flick』|YouTube
もう見た瞬間から試さずにはいられませんでしたので、さっそく使ってみました。
オクトバのMacBookAirからオクトバのAndroid(Xperia VL)に画像を転送、そして再びMacBookAirに戻しています。
スマホなら指一本、パソコンでもマウスひとつで簡単転送。やみつきになりそうです。
Androidアプリの初回起動時はこのような画面になります。
「Please enter a display name and press Enter:」と書かれている通り、まずはこのデバイスのニックネームを決めましょう。
端末を区別できるものなら何でも大丈夫です。
こちらがUIになります。
上部には、同じWi-Fiネットワーク上にある機器のうち『Flick』アプリが起動しているものが並びます。複数ある場合は適宜転送先を切り替えて使用します。
ブロードキャスト(一括送信)にも対応しています。
下部にはファイル選択用のボタンが並んでおり、画像ファイルや連絡先を送れるほか、テキストもその場で入力して送れるので、簡易的なメッセンジャーのようにも使えます。
こちらがメモ画面。フリックすることで相手の端末に飛ばします。
「ご飯できたよ〜」とかのちょっとした要件を伝える際にも活躍しそうです。
送受信するファイルをタップするとこのようなメニューが開きます。
「Share」から別のアプリを使って共有できるので、受け取ったファイルをSNSに投稿するのも簡単。
更にファイル送信時に「Autodestruct」を使うと、指定した時間(5秒とか10秒とか)でファイルが自動的に削除されます。「なおこのメッセージは自動的に消滅する」って書いたメモを送ってミッション:インポッシブルごっことかもできますねw
デベロッパのウェブサイトに接続すると各種デバイス用のクライアントを入手できます。
パソコンはMac/Windows/Linux用、スマートデバイスはiOS/Android用がありますので、幅広い環境でファイル共有ができます。
こちらが『Flick』クライアントのアイコンです。
初回起動時にはこのようなウィンドウが表示されました。
簡単に訳すと、「Flickはバックグラウンドで起動していて、ステータスバーに表示されているよ。送りたいファイルを選ぶには、対象のファイルを画面の一番上に持って行ってね。すると近くのデバイスが候補に挙がるから、送りたいデバイスを選んでからファイルを上にフリックしてね!」となります。
このように転送したいファイルを画面の一番上(『Flick』クライアントアイコンに重ねるのではなく上端まで)持って行くと、カーソルに+マークがつくので指を離します。
するとこのように画面中央に送信ファイルがプレビューされ、上部に転送先デバイスが表示されます。
この状態で中央に置かれたファイルを上方向にフリック(ドラッグ)すると転送します。
ファイルを受信した際も同じ構成になるので、右クリックから「Save(保存)」や「Open(開く)」などの操作を行いましょう。
クライアントがバックグラウンドで常駐すること、タスクバーに表示されることなど似ている面は多いものの、『Any Send』と違って転送にクリップボードは使用されません。
※上記はMacでの操作方法です。
懐かしい!w
Androidアプリのサイコロアイコンをタップすると◯×ゲームがはじまります。
◯をつけてからフリックで送信、相手も×をつけてから返信と交互にプレーできます。決着つくかな?
便利なだけでなく遊び心も満載で使う人を飽きさせない『Flick』は、アナタのスマートフォンライフに彩りを与えてくれるアプリです。
写真を共有したいけど相手がiPhoneで困っている場合などにも活躍する予感。更にパソコンにも送れるので、相手を問わずに共有することができます。