Digg : feedlyに負けるな!熾烈な競争に参戦する期待のRSSリーダー!無料Androidアプリ

Googleリーダーの代替として名乗りを上げたfeedlyなどいくつかの組織のひとつに「Digg」があります。
廃止直前(6月)にリーダーを公開、その数日後にiPhoneアプリを公開と慌ただしく環境を整えたDiggが、いよいよ公式Androidアプリをリリースしました。
このアプリは通常のRSS(またはAtom)フィードを登録することでそのウェブサイトの最新エントリーを通知するRSSリーダーとしての機能とは別に、Digg.comによる人気記事の自動収集(ソーシャルニュースサービス)にも対応しており、フィードの登録がなくても楽しめるものになっています。

RSSリーダーは敷居が高い?

「Diggが遂にAndroidアプリをリリース!」
この話題をいち早く提供している各種ITメディアの記事を見ると、RSSやAtomといった技術はそういった分野を好む層にとっては魅力だが、それ自体が”主役”を張ったことはこれまで一度もないものであり、どちらかといえばパワーユーザ向けであるとの見解が散見されます。
なるほど確かに敷居は高いかもしれません。フィードを登録しなくちゃならないし、日本語に対応していないサービスも多いですしね。(Diggも執筆時点現在では日本語に対応していません)
しかし、RSSリーダーの目的は単純明快、「登録したウェブサイトの”更新”を知らせる」ものです。
これが必要なのはパワーユーザだけじゃないですよね。むしろ、かつての流行語でもある”ネットサーフィン”をヘヴィに行う方にとっては必須に近いものとなるはずです。
テクノロジーだけでなくネットと深い関係にあるRSSを知ることはスマホを使いこなすだけでなく「欲しいもの(情報)を手に入れる」うえで欠かせない作業を簡単にしてくれる魅力があると思います。

閲覧・共有はバッチリ。その他の機能はアップデートで

同期した記事はアプリの内臓ブラウザを使って読むことができます。

気に入った記事は”Diggる”ことでスクラップできますし、保存することも可能。更に『Pocket』『Instapaper』『Readability』との連携にも対応し、外部サービスへに自動保存設定も備わっている様子。

スワイプで呼び出せるサイドメニューからはフィードを切り替えられるほか、Digg.comが集めたニュースを見ることもできます。
元が英語であることを除けば基本的な機能は持っており、動作も安定気味なので扱いやすいかと思います。

ただ、「未読のみ表示する」「テキストサイズを変更する」「バックグラウンドでアップデートする」といった動作がまだ搭載されておらず、今後実装される予定となっています。

PCからフィードを登録しよう

Digg Reader(web)の使用感はfeedlyと近いです。できることが一緒なので当たり前かもしれませんね。
画面左下に置かれた「+Add」をクリックすると、フィード(URL)を登録することができます。
またフォルダを作ったり、ジャンルごとにウェブサイトを探すこともできますので登録数が増えてきても整理して使えます。
Digg.comのほうでソーシャルニュースも探せますので、特に海外情勢に興味がある方はこちらも活用すると良いかもしれません。

リリースされたばかりであることも含め、正直なところ競合している他のサービスと比べて目新しい機能がなく、更に日本語(特に国内メディア)のサポートがないため最初は使いにくく感じるかもしれません。
ですがfeedlyも英語です。それにRSSは自分で探して登録できるので、日本語で綴られているウェブサイトを登録すれば勿論日本語で表示してくれます。
リーダー自体は更新情報を纏めた手帳のようなものなので、欲しい情報(フィード)の登録さえ済ませてしまえば快適に使うことができるはずです。