ソニーはスマートフォンと組み合わせて使うレンズスタイルカメラ「DSC-QX10」と「DSC-QX100」を国内で10月25日に発売する。また、防滴仕様のワイヤレス・スピーカー「SRS-BTS50」を発表した。さらに、Googleブランドのタブレット「Nexus 7」のLTE対応モデルが9月13日に発売された。
(1) レンズスタイルカメラ DSC-QX10/QX100
DSC-QX100
ソニーは12日、レンズスタイルカメラDSC-QX10とDSX-QX100を国内で10月25日に発売すると発表した。レンズスタイルカメラは9月上旬にドイツで開催されたエレクトロニクスショー「IFA」で発表された、新しいジャンルのカメラ。デジカメとしての主要機能は全て備えつつも、ディスプレイとファインダーを搭載せず、そのかわりにスマートフォンとWi-Fiで接続してスマートフォンのディスプレイをファインダーとして使う。
また、本体自体にもシャッターボタンが搭載されているため、単体で撮影することも可能だ。ただし、その場合は、適当に撮影することにはなってしまう。
DSC-QX10は1/2.3型のセンサー、ソニーGレンズを搭載し、コンデジ感覚に使えるカメラだ。焦点距離が35mm換算で25-250mmなので、かなりズームして撮ることができる。一方のDSC-QX100はデジカメ「RX100M2」と同等のカールツァイスレンズを採用する。焦点距離は28-100mmと、倍率は3.6倍までとなるが、より美しい写真を撮影できる。センサーサイズは1.0型だ。
左から順にDSC-QX100、DSC-QX10(ブラック)、DSC-QX10(ホワイト)。
(2) 防滴仕様のワイヤレス・スピーカー SRS-BTS50
ソニーはBluetoothを使ってワイヤレスで音源の機器と繋ぐことのできるポータブル・スピーカー SRS-BTS50を10月19日に発売する。すでに東京の銀座ソニービルでは製品の展示が始まっている。
SRS-BTS50の大きな特長は防滴仕様であること。キッチンなどの水回りで安心して使用できるだけでなく、外出先・アウトドアでもちょっとした雨程度であれば、必要以上に焦る必要がなく済む。本体サイズは約175×70×65mm、重さは約400gと、持ち運びしやすいボディとなっている。アンプの出力は2.5W+2.5Wで計最大5Wだ。
(3) 「nasne」にリモートアクセスできるアプリが10月10日に登場へ
ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアは10月10日をめどにスマートフォンからnasneにアクセスできるアプリ「nasne ACCESS」をリリースする予定だ。このアプリを使えば、自宅のnasneに外出先からスマートフォンを使ってアクセスでき、nasne内のフォトやミュージック、プライベートビデオなどのデータを視聴できる。
さらに、スマートフォンで撮影したフォトやビデオをモバイルデータ通信を使って自宅のnasneに自動保存できるオートアップロード機能も利用できる。
(1) Nexus 7
Nexus 7
GoogleブランドのタブレットNexus 7のLTE対応モデルが9月13日に発売となった。Wi-Fiモデルに続き、LTE対応モデルがリリースされた。LTE対応モデルの内蔵ストレージ容量は32GB。
LTE対応モデルは国内では、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、イー・アクセスのLTEサービスに対応する。また、SIMカードのサイズはmicroSIMカードだ。
下に掲載したのはAmazon.co.jpでの商品リンク。Amazon.co.jpでの販売も始まっている。左からWi-Fiモデルの16GB、32GB、そしてLTE対応モデル(32GB)。
(1) 「法人向けスマートフォン(仮称)」
法人向けスマートフォン(仮称)
NTTドコモ(以下、ドコモ)は10日、法人向けスマートフォン(仮称)を発表した。このスマートフォンは富士通製の端末で、来年1月に発売される予定。富士通製端末ならではのヒューマンセントリックエンジン、「スマート指紋センサー」、そして最近の富士通製スマートフォンと同じく「WhiteMagic」ディスプレイを搭載する。WhiteMagicディスプレイは明るく、屋外の直射日光下などでも、従来のディスプレイと比べてかなり見やすい。
また、このスマートフォンでは、法人ユーザーの主な用途を考慮し、電話とメールの利用をしやすいように設計している。また、パスワードを一括管理できるアプリ「パスワードマネージャー」が搭載される。アカウント登録等の設定不要で使い始めることができ、Google Playからのアプリのダウンロードも制限できるので、手軽に使える上、セキュリティも対策されている。
専用のパケット定額サービス「Xiパケ・ホーダイ for ビジネス」(月額2,980円)も提供される。
IFAで発表されたソニーの新製品の日本での展開が発表されましたね。すでに銀座ソニービルでは各製品の展示が始まっており、Xperia Z1のタッチ&トライもできます。Xperia Z1は1FからOPUSまで各フロアに多数展示されているので、関心のある方には体験されることをオススメします。Xperia Z1はカメラ機能が最大の魅力ですが、デザインの良さ、基本パフォーマンスの良さも素晴らしいです。
DSC-QX10/QX100はそのときのWi-Fi環境にレスポンスが左右されてしまうため、最大の快適性を得られない可能性もありますが、こちらも体験は可能です。レスポンスとは、スマートフォンのディスプレイへレンズの映像を映すレスポンスです。これが、私が体験した時には遅延がありました。少なくとも1秒位は掛かる感じでした。この点がとても気になりはしましたが、撮れる画像の質は高いです。いずれにしても全く新しいジャンルの製品だけに、ソニーの力を感じます。
そして、最近のソニーは復活へ向けて非常に素晴らしい製品群を構成しつつあります。ゲームではPlayStation 4とPlayStation Vita、PS Vita TV、コンデジではRX100M2とRX1/RX1R、そしてデジタル一眼の各機種、ハンディカムでは空間手ブレ補正が素晴らしく、ヘッドマウントディスプレイやシアターシステム、ステレオ、ウォークマン、ヘッドフォンなど、各カテゴリで強力な魅力を持つ製品が揃っています。
日本のメーカーには厳しい状況が続いている昨今ですが、ソニーの強力な製品群には嬉しくなってくる今日この頃です。
GAPSISがお伝えしました。次回もお楽しみに!