米Mozillaは9月17日、Android向けブラウザアプリ『Firefox』の最新版24.0をリリースした。
新機能としてWebRTCのサポート、NFC(Androidビーム)のサポートに加えメインメニューに共有ボタンを置くなど多数の措置が取られ、共有機能が一気に強化された。
また公式のリリースノートによると、Brailleをサポートし、視覚に障害を持ったユーザーの利用を補助する『TalkBack』上で多くの機能を利用できるようになったようだ。
その他、対応言語拡張やセキュリティ問題の修正も含まれている。
対応機種はAndroid 2.2以上の端末で、Google Playストアより無料でダウンロードできる。
今回のバージョンアップによって、Firefoxのメニューを開くと紙飛行機のアイコンと共に「共有」項目が追加された。これによって閲覧中のページを即座にPocketに保存したり、SNSに呟いたり、EvernoteやGmailに送ることも簡単に行えるようになっている。
これに加えてNFCがサポートされ、(NFC搭載端末同士を)かざすことで「Androidビーム」を利用して開いているタブを即座に相手のデバイスに転送できるようにもなっている。
更に、ブラウザ上でボイスチャットやビデオチャットなどの「リアルタイムコミュニケーション」をプラグインなしで実現するためのフレームワーク「WebRTC」にも対応し、リーダーモードでは周囲の明るさに応じて背景の明暗を自動で切り替えるモードも追加された。
その他の変更点としては、スウェーデン語、イギリス英語、カタルーニャ語をマルチロケール版に追加したほか、ロケールが「中国語」の時にデフォルト検索エンジンがBaiduになるようにしたりと地域特性を取り入れている。
Fix内容は、HTCの端末でアクセント記号付きの文字が入力できなかった問題の修正(Bug 906506)、その他複数のセキュリティ上の問題を修正している。
【関連情報】
・Android 版 Firefox 24.0 リリースノート|Mozilla Japan