地図って時々変な名前の地名を発見したり、意外なものが意外な場所に合ったりと、見ているだけでも何気に面白いものです。今回紹介する『東京古い地図』は、そんな地図を更に面白く見る事ができるアプリです!
現在いる場所や、検索地域の1880年代の姿を見るとことができる本アプリ。ちょっとしたタイムスリップをしているかのようですよ!
では、まずは皆さん。ここがどこだか分かりますか?よーく見てください。何か特徴的なものはありませんか?
正解は東京駅周辺と皇居でした!やはり皇居はさほど変化はありませんが、東京駅周りは多くの川が埋め立てられ、それが道路になっているのが分かります。本アプリはこの様に、現在のグーグルマップと1880(明治13)-1886(明治19)年に作られた「関東平野迅速測図」と1883(明治16)年「東京図測量原図」を見比べる事ができます。
もう1つ見てみましょう。
現在は若者の聖地と言われる渋谷です。その中でも特に若者が集まる109周辺を見てみましょう。渋谷は元々その名の通り、山間にあったと聞きます。…見事に畑です。ほぼ畑しかありません。お茶がよく作られていたようです。
約130年ですが、こんなにも変わるんですね。
上の画像は品川の埋立地周辺の現在地図と迅速測図を重ねたものです。かつての海岸線沿いに山手線が走っているのが分かりますね。現在と130年前では海岸線すら変わっているんですね。
ちなみに、「東京」と銘打ってありますが、東京だけでなく近辺の県の古い地図も見る事ができます。東京だけでなく、古い地図で東京と他の地域を比べるのも面白いですよ。
また、古い地図でもストリートビューが使用でき、人型のアイコンを青い線上に置くと130年前のストリートビューが!…と、いうわけにはいきませんが、現在のストリートビューを閲覧する事ができますよ。
現在の地図と古い地図を見比べると、あらゆる所が変化していて何だかノスタルジックな気持ちに浸れます。それに、130年前の人工衛星も無い時代に手描きでこれだけの地図が書けるんだなー、と関心しますね。
他にもいくつか地域の違う古い地図アプリがリリースされているので、興味のある方は見てみてはいかがでしょう?