総務省は2013年11月1日より、070で始まる携帯電話番号の提供を開始すると発表した。
携帯電話で使われている090・080番号が不足したためで、PHSで使われている070番号を携帯電話にも開放する。
携帯電話各社は、携帯電話とPHS間での番号ポータビリティ制度(MNP)の導入も検討している。
090・080番号が不足
昨今の携帯電話の需要の高まりにより、090・080番号の不足が想定され、総務省は2012年12月に携帯電話で070番号が使用できるよう電気通信番号規則を改正していた。これにより、2013年11月1日より、携帯電話各社は070で始まる携帯電話番号の提供を開始する。
PHSで使用されている電話番号は070−5、070−6で始まる番号で、携帯電話では070−1〜4、070-7〜9で始まる番号を使用する。
070番号でもこれまでと同様、090・080番号と同じサービスを受けられる。
PHSを識別できる呼出音を提供
今後は070番号が携帯電話とPHSとで混在するため、070番号同士で通話定額プランを提供しているウィルコムは、発信した際にPHSであることを識別できるよう「ププープー」という呼び出し音を提供する。
また、携帯電話とPHS各社は、携帯電話事業者を乗り換えできる番号ポータビリティ制度(MNP)を、携帯電話とPHS間でも導入することを検討している。
関連情報
・総務省|電気通信番号の利用・指定|携帯電話の電話番号への070の追加について
・総務省|電気通信番号の利用・指定|電気通信番号指定状況|携帯電話070番号(PDFファイル)
・ウィルコム呼び出し音 | サービス・機能 | ウィルコム(WILLCOM)