スマートフォンのカメラもどんどん進化していますが、標準のカメラでは物足りないときもありますよね。状況に応じてカメラアプリをいくつか使いわけている方も多いのではないしょうか。
今回ご紹介する『A Better Camera』は、通常の撮影モードを含め、静止画・動画合わせて12の撮影モードが使えるカメラアプリです。
なお、このアプリは無料で使うことはできますが、一部の撮影モードは有料となっています。
撮影画面です。これは一般的なカメラアプリと同じです。
画面右側からメニュー画面を引き出すと、次のようなメニュー画面が表示されます。
露出やホワイトバランス、ISOなどの撮影に関するはこちらから行えます。
詳細設定からは、画像サイズや保存先などの設定のほか、次の項目で紹介する撮影モードの詳細な設定が可能になっています。
撮影モードは、通常の画像撮影を含めて全部で12種類あります。
- ★Group shot : 一連の写真をひとつに合成、笑顔を逃さないモード
- Video : 動画モード
- Expo-bracketing : 露出設定による撮影
- Single Shot : 通常の画像撮影
- Sequence photo : 画像を重ねることで動きのある画像を撮影
- Preshot : 撮影開始直前の様子を撮影
- ★HDR : 白飛びや黒つぶれを抑えてくれる
- Self-Timer : セルフタイマー
- ★Panorama : 360度撮影できるパノラマモード
- ★Object removal : 画面のタップした部分を消去することができる
- Night : シャープでノイズの少ないナイトモード
- Burst : 連写モード
なお、全ての撮影モードを利用するには有料となります。星マーク(★)のある撮影モードは有料となります。
露出の違う画像を数枚撮影し合成することで白飛びや黒つぶれを抑えた写真が撮影できるHDRモードで撮影してみました。
左が通常の撮影モードで、右がHDRモードでの撮影です。画像をクリックすると元画像を表示します。
そもそも、通常の撮影モードでも綺麗撮れるのでHDRの効果が分かりにくくなってしまいましたが、HDRモードだと中央よりやや左にあるビルの窓の白飛びが幾分抑えられ、空の青さも含め全体的に鮮やかに写っています。
エフェクト機能や、鮮明度・コントラストといたパラメーターの詳細な設定も可能です。
パノラマモードでは、最大360度まで撮影することができます。撮影を開始ボタンを押した後にスマートフォンを右方向へ向けていく、画面上に出る赤い枠が表示されるので、そこに合わせるだけで撮影ができます。
実際にはこのような画像が撮影できます。画像をクリックすると拡大します。
12ある撮影モードのうち「Group shot」や「Object removal」などの撮影モードは、実際に撮影してみても思っているような仕上がりには至らず、正直なところ“使える”とは言えないのが現状です。
選びきれないほどあるスマートフォンのアプリのなかで、多くの機能が備わりそれだけで済んでしまうような本アプリはとても重宝されます。今後のアップデートによってより使いやすく、より分かりやすいアプリになることを望みます。