これは面白い。
『ExDialer & Contacts』は電話機能を呼び出す「ダイヤラー」アプリと連絡先一覧を管理する「コンタクト」アプリの両方の機能を兼ね備えたアプリです。
標準の電話帳は使いにくい、機種変更したけど前の電話帳のほうが使いやすかった、この端末のUIが好き、といった際に活用ください。
アプリアイコンをタップすると連絡先画面が開きます。
左下のアイコンからダイヤラーを起動すると右側のような画面になります。
端末のメニューキーを押して「設定」を選ぶとテーマ変更項目があります。
デフォルトでは2種類のテーマ(右側の画像の「Simplism」と「Classic」)、下部の「テーマをもっと見る」からGooglePlayにアクセスします。
大量のテーマが公開されており、中には「Galaxy S Ⅱ風」「Xperia風」「iPhone風」「iOS7風」「Honeycomb風」「ICS風」といったものもありました。
テーマは有料のものも多いですが、無料で提供してくれているものもあります。
今回DLした「Modern ICS」「iPhone」「eXperia」は無料でした。
その時の気分によって様々な端末に着替えられるのは面白いですね。
テーマは同時に2つ適用でき、指定した時間内のみ自動的に2番目のテーマを使うこともできますので、外出時はこれ、家ではこれ、といった風に使い分けることもできますし、寝ている時に電話がかかって来た際に見やすいよう夜中は明るいテーマにするといった使い方もできます。
右側の画像は「eXperia」を適用したところです。どうやら旧ソニエリ時代のXperiaを模したテーマのようです。
なんと既にAndroid 4.4 KitKatを模したテーマまであります(笑)
こちらからダウンロードできますが他にもいくつか「KitKatテーマ」を謳ったものはあります。
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更に本アプリはプラグインによる機能拡張にも対応しています。プラグインには、位置情報を取得できるようにするものやショートカットアイコンをカスタマイズできるものが含まれます。
ショートカット用のプラグインをインストールしてみました。
「ダイヤラー」と「コンタクト」それぞれを直接開けるショートカットを、アイコンとラベルを好きに指定して作ることができます。
左がデフォルトのダイヤラー、右が変更後になります。
アイコンは端末に保存した画像を使うこともできますが、ビルトイン(というよりデフォルトダイヤラーなどが持っているやつ)を選ぶこともできる模様です。
「Finish」をタップするとホーム画面上に作成したショートカットが設置されます(複数のホームアプリを入れている場合全てのホームに置かれる可能性がありますのでご注意を)。
電話帳ではグループやお気に入り登録でソートできるほか、検索も使うことができます。
また端末のメニューキーを押して「表示設定」を選ぶと、本アプリで扱う連絡先を絞ることも可能。スマホで連携する必要のない連絡先を省くことができます。
よく使う番号は「スピードダイヤル」に登録しておきましょう。デフォルトでボイスメールが登録されていますが、2番〜9番は空いています。
連絡先から割り当ててもいいですし、番号を直接入力することもできます。
「外観」設定からは連絡先の表示時に画像を使わない設定や全画面表示、文字やダイヤルパッドのサイズなども決めることができます。標準の電話帳はボタンが大きい(反対に小さい)といった際にも役立ちそうですね。
「言語とフィルター」では連絡先に表示するアカウントの変更やソート順の変更が行えます。
「上級設定」では本アプリのメモリへの常駐、ハードウェアアクセラレーションのりようやVoIPなどの設定が行えるようになっているほか、設定のバックアップと復元もここからできます。
なお本アプリはあくまで表示用のUIしか持っておらず、編集画面や発信画面は端末に入っている電話アプリを使うようです。
メーカーによるカスタマイズが加わった端末だけでなく、ほぼオリジナルのOSを積んでいるGalaxy Nexusでもこれは変わりません。
なので、電話&電話帳の切替というよりも管理しやすい画面を増やす、いうなれば電話用に新規プラグインを追加する感覚に近いかと思われます。
ふりがなでのソートができない可能性があるもののグループでのソートや検索機能が充実しており、またGoogleアカウントなどに紐付いた連絡先も表示できるため通常の使い方には十分耐えられます。
通話・SMSはもちろんのこと、登録したメールアドレスをタップすると送信するメーラーアプリの選択画面がポップアップするところも同じです。
標準アプリのUIにいささか飽きた際などにいかがでしょうか。