【Androidニュースのまとめ】 2013年11月9日 ~ 2013年11月15日

NECが約250gと軽いタブレット「LaVie Tab S」を発売した。
また、MSIからもタブレットが2機種発売になった。「Primo 73」と「Primo 81」だ。
NTTドコモは、「パケ・ホーダイ ダブル2」「Xiパケ・ホーダイ ダブル」などの一部サービスの新規受付を終了することを明らかにした。

新製品

(1) NEC LaVie Tab S


LaVie Tab S

NECパーソナルコンピュータ(以下、NEC)は14日に7インチタブレット「LaVie Tab S(ラビィ・タブ・エス)」を販売開始した。LaVie Tab Sは約7インチ、解像度1280×800ドットのディスプレイを搭載するタブレットで、重さが約250gと軽い点が大きな特長。OSはAndroid 4.2で、プロセッサはクアッドコア、メモリは1GB RAMに32GB ストレージといった構成。

初心者向け端末としてサポートが充実している点も魅力の一つ。電話サポートを無償で受けられるほか、NECパーソナルの情報サイト「121ware.com」内に専用サポートページが開設され、Q&Aを利用することもできる。

実売価格は27,930円。

(2) MSI Primo 73/81

マザーボードやグラフィックカードなどのPCパーツやPCで主に知られるエムエスアイコンピュータージャパン(以下、MSI)からタブレット新製品が登場した。7インチディスプレイを搭載する「Primo 73」と7.85インチのディスプレイを持つ「Primo 81」だ。どちらも比較的低価格帯に属する製品で、Primo 73は13,800円、Primo 81は19,800円。


Primo 73

特にPrimo 73はエントリーモデルで、スペックはあまり高くない。一方のPrimo 81は低価格ながらiPad miniライクの質感のデザインにまずまずのスペックを備える。

Primo 73は、デュアルコアCPU、Android 4.2を搭載し、メモリは1GB RAM、16GB ROM、本体サイズは約196×121×9.5mm、Primo 81はクアッドコアCPU、Android 4.2、メモリ1GB RAM、16GB ROM、本体サイズは約200.2×135×82mm。


Primo 81

どちらのモデルもMini HDMI端子を搭載し、手軽に外部モニターに映像を出力できる点が特長の一つで、Primo 81については、画面のアスペクト比が4:3であり、電子書籍の閲覧がしやすい点もポイント。

(3) 12800円のSIMロックフリースマートフォン「freetel」


カラーバリエーションが4色と豊富なfreetel

販売価格12,800円、SIMフリー、デュアルSIM対応のスマートフォンがシネックスインフォテックから16日に販売開始となった。名前は「freetel」。安価なSIMフリーのスマートフォンの登場はいくつか例があるが、このfreetelはデュアルSIM対応という点が大きな特長。

対応するネットワークはWCDMA(HSPA対応)が850/1900/2100MHz、GSMが850/900/1800/1900MHzだ。

価格が価格だけにスペックはそれなりだ。OSはAndroid 4.1.2で、プロセッサはシングルコアの1GHz、メモリは512MB RAM/512MB ROM。ディスプレイは約3.5インチで解像度は480×320。ROMも少ないので、補助的に8GBのmicroSDカードが同梱される。

本体サイズは約116.5×61.5×11.3mmで、重さは約113g。

スペックは低いものの、これで十分といった方も多くいると思うだけに今後格安のSIMフリースマートフォン市場は拡大していくかもしれない。


スペシャルパックだとフリップタイプのカバーもついてくる。

NTTドコモ

(1) FOMA・Xi向け一部サービスの新規申込受付が終了へ

NTTドコモ(以下、ドコモ)は2014年1月31日をもって一部のサービスの新規申込受付を終了する。利用者がそれなりに多いと見られるサービスも含まれるだけに注意が必要だ。現時点ではサービスの終了時期は案内されていないが、新規申込受付が終了するだけに、いずれ終了することは確実とみられる。

新規申込が終わるサービスはFOMAのパケ・ホーダイ ダブル2、Xiのパケ・ホーダイ ダブル、FOMAの定額データプラン スタンダード、定額データプラン スタンダード バリュー、定額データ スタンダード割、定額データプラン フラット、定額データプラン フラット バリュー、Xiデータプラン、Xiデータプランにねんだ。

(2) 自動車向けサービス

ドコモは自動車向けサービスとしてナビゲーション機能を利用できる「ドコモ ドライブネット」を提供中だが、名称を「ドコモ ドライブネットナビ」へ変更する。加えて、新たなサービス「ドコモ ドライブネットインフォ」を12月中旬より提供開始する。このサービスはパイオニアと共同開発したもので、パイオニアのモバイルテレマティクスセンターのクラウド基盤を活用している。

リアルタイムでの渋滞情報や周辺情報などを提供してくれるサービスだ。

さらに、「しゃべってコンシェル」との連携で、音声による操作も可能だ。電話の発信や音楽再生の操作も音声でできる。

また、ドコモはパイオニア製のアクセサリー2点もあわせて発売する。「スマートフォンホルダ01」と「カーナビ用センサーユニット01」で、「ドコモ ドライブネットナビ」や「ドコモ ドライブネットインフォ」を利用する際に威力を発揮してくれる。特にセンサーユニットには50チャンネルマルチチャンネル受信が可能なGPS機能を搭載しているので、より正確に位置情報をつかむことができる。



スマートフォンホルダ01とカーナビ用センサーユニット01

あとがき

最近は低価格のタブレット、スマートフォンも増えてきましたね。エントリークラス、ファミリーユースには個人的にも低価格帯の端末で十分という気がし始めています。しかも、最新のAndroid 4.4ではメモリ使用効率の改善によって、512MB程度のメモリでもそれなりに動くという話です。Android 4.4搭載機が低価格モデルにも搭載され始めるのは来年の今頃かもしれませんが、その頃には今以上に低価格モデルで十分、という状況になっていそうです。

そうなると難しいのはミドルエンド、ハイエンド端末ですが、それらの端末がスペック向上以外の点でどのような魅力を打ち出して行くのかにも来年は期待したいですね。

GAPSISがお伝えしました。次回もお楽しみに!