「Draw2」といっても決してカードを2枚引くわけではありません。もちろん「ウノ!」と叫ぶ必要もありません。
『Draw2Dial』は、普段よく電話をかける相手の番号を登録し、登録した番号を画面上に描くことで即座に呼び出すことができる短縮ダイヤルアプリです。
仕組みはとても簡単なので誰でもすぐ扱えると思います。
本アプリを起動したら、まず最初に「Enable」にチェックを入れて有効化しましょう。
すると画面左隅に受話器のマークをしたツマミが出現します。
このツマミをタップすると画面にジェスチャーパッドが出現し、ここで任意の数字をなぞることで登録した連絡先を呼び出すことができる仕組みです。
このツマミはオーバーレイで常に画面の片隅にありますので、どんな画面からも即座に発信することができます。
「Enable On Boot」にもチェックを入れておくと、次回から端末起動時に自動的に有効化されるようになります。
画面の中央に居座られては困る場合はツマミを長押ししてください。スライダーが出現するので、上下にスライドして位置を変更できます。
一番右の「Settings」タブからツマミの見た目や透過率、大きさの変更、更に画面の左右どちらに配置するかも指定することができます。呼び出しやすく、かつ普段の操作の邪魔にならないよう設定できたら連絡先を登録していきましょう。
「Contacts」タブから人型のシルエットのようなアイコンをクリックすると連絡先一覧が表示されるので、登録したいものを選びます。
「Name」と「Phone」が間違っていないことを確認し、チェックマークアイコンをクリックすると登録されます。
ちなみに「Number」の部分に入っている数字がジェスチャーで呼び出す時の番号で、0〜9までの10種類まで登録できます。
登録したら実際に使ってみましょう。
ツマミをタップしてジェスチャーパッドを出し、「2」となぞってみます。
すると2番に登録した「奥鳥羽友蔵」宛てに電話を発信しました。
ツマミがオーバーレイなのでどの画面からもすぐ発信できるため、普段電話をよく使うという場合や毎日のように話す友達や家族などの番号を登録しておくと「電話帳」アプリを起動して宛先を探す必要もなく、簡単になりますね。
なお実際に動作する様子が動画に収められていたのでご紹介します。
・Draw2Dial android app|YouTube
このように簡単なジェスチャーで認識されるため、非常にお手軽です。
本アプリにはジェスチャーをテストできる機能もあります。
ここで任意の数字(0〜9)を描くと、それが何番として認識されたかが表示されます。1と7、3と5、4と9などは誤認されやすく、更に4、5、7など描く際に二画必要なものも認識が難しいかと思います。できるだけ一筆で描いたほうが良いでしょう。
スマホは利便性がとても高い反面、従来のガラケーに比べて電話機としての機能が複雑になっているかと思います。
懐かしの黒電話ありし頃からずっと番号を入力してかけられれば良いという人もまた希薄かもしれませんが、電話機能をもっと便利にしたいとお考えの方におすすめのアプリです。