NTTドコモは1月16日、2013年度内に導入を予定していた「Tizen」OS搭載のスマートフォンの導入を「モバイル市場を取り巻く環境の変化に鑑みて、導入を当面見送る」と発表しました。
今後の予定は明らかにされていませんが、今後もTizen OSの普及に向けて取り組んでいくとしています。
導入を当面見送り
「Tizen」(タイゼン)はAndroidやiOSではない新しいOSとして、サムスン電子やインテルを中心に、日本からはドコモや富士通などが開発に加わっています。
ドコモは2013年度内にTizen OSを搭載したスマートフォンの導入を目指していましたが、導入を見送ることになりました。その理由については明確にされていませんが、「モバイル市場を取り巻く環境の変化に鑑みて、導入を当面見送る」とコメントしています。
昨年7月に行われた 2014年3月期 第1四半期決算発表において、同社の加藤社長は「Tizenについては、この冬に向けて順調に準備が進んでいる」とコメントしていました。しかし、9月よりiPhoneの取り扱いを開始するなど、同社を取り巻く状況は変化していました。
ドコモは、引き続きTizenの推進団体であるTizen Associationのメンバーとして、Tizen OSの普及に向けて取り組んでいくとしています。
関連情報
・NTTドコモ
・Tizen Association(英文)
・2014年3月期 第1四半期決算 社長記者会見 | NTTドコモ