【スマホのコツ】毎日一緒の愛機を綺麗に保つためのメンテナンス・テクニック

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四六時中触っているスマホの画面は、なんと「便器よりも汚い」という話もあります(雑菌の数とかそういう面での話だと思います。ほとんど皮膚常在菌でしょうし、便器を触るよりも害は少ないとは思いますけどね)。
そうでなくても、タッチ操作が主体のスマホ・タブレットはとにかく指紋がつきやすいですよね。更にスマホは通話時に顔の脂やファンデーションなんかが付着してしまうこともあります。
今回はそんなスマホについた汚れを綺麗にするために「すべきこと」「してはいけないこと」について考えてみました。

汚れをほっとくと大変なことになるかもしれない

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2枚の写真を比べてください。わかりますか?
左上、画面が消えているほうには四角く指でなぞった跡がついてますよね。これ、そのまんま「パターンロック」の解除の軌跡です。
特別なツールやハッキング等を必要とせずにパッと見で見破られちゃいますよね。

そんなことになる前に、画面を綺麗に保つコツを探してみましょう。

【推奨】液晶保護フィルムを貼ろう

スマホには保護フィルムを貼る!これは今や常識になりつつあるかと思います。量販店などによっては、スマホ契約時に保護フィルムをサービスしてくれたり、セットでの購入を薦めてくれるところもありますよね。
保護フィルムとは読んで字のごとく、液晶を保護するフィルムです。でも、過信は禁物。

昨今話題の最新機種に多く採用されている液晶ガラスには強化ガラスが採用されているケースがあります。特に有名なものだと、のコーニング社製「ゴリラガラス」、旭硝子製の「ドラゴントレイルガラス」なんかがありますよね。

Asahi Glass demos Dragontrail, a tough glass for consumer electronics|YouTube

上記動画はドラゴントレイルのデモ動画です。17秒あたりから鍵でガラスをひっかいてます。擦る音が聞こえてきますが、全く傷がついていません。
僕も試したことがありますが、最近の強化ガラスは想像以上に傷に強いことは間違いありません。

何が言いたいのかというと、現状最先端の強化ガラスを採用した製品の場合保護する必要性があまりない上に、フィルムのほうがガラスよりも遥かに傷に弱いということです。
せっかく貼った保護フィルムが汚れたり傷ついてしまうと、素の状態よりも見栄えは悪くなります。更にフィルム自体も完全に100%透明というわけではないので、製品によっては画面映りに影響が出るものもあります。
どんなフィルムを選ぶかは利用者の好みによります(防指紋・ノングレア・高光沢・ブルーライトカット・気泡が入らない・自己修復等色んなバリエーションがあります)が、どんなフィルムを貼るにしろマメにお手入れをすることで長持ちさせたいですよね。

【超NG!】ちょっと気になる……服でゴシゴシ

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人に画面を見せる時なんかにやりがちなのがこちら。
もちろんその時の布の材質にもよるのですが、特に繊維が硬めのものでこすると傷がつく可能性があります。服自体は柔らかくても、ボタンや刺繍、柄物のプリント、硬い縫い目などの部分に触れてしまうと大ダメージとなるかも。
どうしても癖が抜けない場合はこんな商品もあります(笑)。マイクロファイバーつきのTシャツです。

【実はNG】ティッシュでフキフキ

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お手軽故の罠。
とりあえず下の写真を見てください。

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画面の右半分をティッシュで拭きました。
写真だとうっすらと汚れが残っているのがわかるかと思いますが、肉眼で見ると綺麗なものです。角度によっては。
これの何がダメなのかというと”落ちにくい”ということ……ではありません。
ティッシュは皮脂汚れや指紋などを除去する性能がそんなに高くありません。このため、除ききれなかったものが液晶にまんべんなく塗りたくられることになります。
パンにマーガリンを塗る様子をイメージしてもらえると近いかと思います。食べてた方はごめんなさい。
これでは汚れは溜まる一方ですよね。確実に除去するために力を込めた結果擦り傷だらけになるのも嫌ですし。
では何を使えばいいのかな?

【おすすめ】メガネ拭きを使う

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またしても右半分だけ拭いてみました。
メガネ拭きというかマイクロファイバーを使うと、超微細な繊維同士が指紋などを絡め取って綺麗になります。繊維自体が細くしなやかなので傷もつきにくいですしね。

ただし!

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こういうタイプはダメ。

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製品にもよりますが、揮発性の高い(=個別包装されたような)ものは大抵アルコールを使っています。
ガラスを直接拭くならまだしも、保護フィルムをアルコールで拭いてしまうと表面が若干溶け出す可能性があります。これによってフィルムの表面が弱くなり、ちょっとの摩擦でも傷が入るようになったり、修復性能が下がったりする可能性が高まります。
ですがそれ以上に顕著に現れる特徴としては、指通りが悪くなります。買った当初のツルツルスベスベとした質感が失われ、ギシギシギュッギュッとした感じに。これではスワイプなどがしづらくて仕方ありませんね。

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こういうフェイスタオルのような製品も、それ自体が皮脂を落とすために作られているのでクリーニングにはとても向いているのですが、アルコール(エタノール)による強い刺激が保護シートやケースの劣化を早める危険性がありますので、注意が必要です。

汚れが落ちればなんでもいいというものでもないので、使う際は「使用する製品の成分」と「対象の性質(シートなのかシリコンなのかプラなのか金属なのか)」はよく考えて選ぶようにしてください。

防水機種は丸洗いしちゃう手も

【OCTOBA】防水端末Xperia Zを丸洗いしてみた |YouTube

……わざわざ動画にしなくてもよかったかな?(汗)
今の季節は寒いのでそんなに気になりませんが、夏場などに端末を酷使して背面が熱を持った場合にも水道水は有効でした。数秒でクールダウンできます。コンパクトな端末にはCPUファンのような放熱器がついていないのですぐに温度が上がっちゃうんですよね。

話を戻して、防水機種は(蓋などに気をつけていれば)丸洗いすることが可能です。とはいえスマホ等の防水性能はあくまでも”水”に対する保護しか想定していませんので、

・お湯に長時間触れ続ける(お風呂で使う場合も同様で、注意すべきは”浸水”ではなく”結露”です)
・水以外の液体を使う
・洗剤を使う

などはおすすめできません。蛇口から冷水を出し、サッとあててからファイバータオル等で拭うと良いかと思います。

次ページでは非防水でも使えるおすすめのクリーニングキットをご紹介します。

オススメのクリーニングキット

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液晶・保護フィルムの掃除用、バックカバーや本体の掃除用、そして持ち運びに便利なものの3つをご紹介します。

ELECOM スマートフォン用タッチパネル洗浄・抗菌ワックス P-WX1|Amazon.co.jp

1つ目はELECOMが出しているスマートフォン・タブレット用の液晶クリーナーです。
弱アルカリ性で大豆など穀物から抽出したエキスが中心となっており、水(精製水)が使用されているため揮発性がありません。
使い方は付属のクリーニングクロスに吹き付けてから端末を拭うようになります。水(精製水)を使っているため非防水機種の液晶に直接吹き付けることはしないようご注意ください

製品名にも入っている通り、この液体はクリーニングついでにワックス効果を発揮してくれます。このおかげで掃除後に液晶がツルッツルのスベッスベになっており、手触りがとても気持ち良いです。もちろん保護フィルムを磨いても同様の効果があります。

ロアス クリーンウォーター CN-230|Amazon.co.jp

2つ目はこちら。99.9%純水が使用された電気アルカリイオン水です。
こちらも「水」なので防水非対応の機種では要注意。この製品はどちらかというと、液晶や保護フィルムではなく背面カバーを綺麗にする際に使うものです。
こちらは実際に使っているところを動画にしました。

アルコールのシートと比べてみました。傷やデザインによって凹凸のついたカバーでも、吹き付けると瞬時に電気アルカリイオン水が隅々まで浸透して汚れを浮かせます。
といっても、ケチャップのついた服のようにしばらく水に浸けておいて汚れが浮いてくるのを待つ……なんていう手間はかかりません。吹き付けたらすぐ拭いちゃってok.

スマホ収納ポーチ KYUKYU くまモンボーダー” target=”_blank”>

最後に紹介するのはこちら。マイクロファイバーでできたポーチです。中にスマホを入れて擦ると汚れが落ちる!
内側にだけマイクロファイバーを採用した製品が近所の100均で取り扱っていたので、気になる方は探してみてください。デジカメのアクセサリコーナーなんかにありそうな予感。

液晶はガラス、側面フレームはアルミ、背面カバーはシリコンやカーボンといった具合に、スマホのパーツは部位ごとに材質が異なるものが多いですよね。
それぞれの材質に適した方法でクリーニングを行い、新品同様の輝きを長い間維持すれば愛着も格段に上がると思います。






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