KDDIが22日にau 2014春モデルの発表会を開催し、スマートフォン/タブレット計5機種をお披露目した。また、NECアクセステクニカはBluetoothテザリングにも対応し、最大約24時間の連続通信が可能なモバイルルーター「AtermMR03LN」を発表した。
(1) au 2014春モデル
KDDIは22日、都内で2014年春モデルの新商品発表会を開催し、スマートフォン、ファブレット、タブレットを計5機種発表した。具体的には、曲面ディスプレイを搭載する「G Flex LGL23」(LGエレクトロニクス)、「Xperia Z Ultra SOL24」(ソニーモバイルコミュニケーションズ)、「AQUOS PHONE SERIE mini SHL24」(シャープ)、「URBANO L02」(京セラ)、「AQUOS PAD SHT22」(シャープ)の5機種。
一般的な定義通り正確にカテゴリ分けするとスマートフォンはAQUOS PHONE SERIE miniとURBANOの2機種、ファブレットはG FlexとXperia Z Ultraの2機種、タブレットはAQUOS PADの1機種という内訳になる。
AQUOS PHONE SERIE mini
AQUOS PHONE SERIE miniとAQUOS PADはどちらも上、左右の3辺の縁を極限まで狭くした「EDGEST」を採用したデザインの端末で、ディスプレイサイズの割に本当に小さいボディを実現している。特にSERIE miniは約4.5インチのフルHD液晶を搭載しつつボディ幅が63mmとコンパクトだ。AQUOS PADも7インチ液晶搭載ながら幅約104mmと小さい。
AQUOS PAD
G Flexは一番の変わり種で、約6インチの曲面ディスプレイを搭載する。端末全体がカーブを描いたデザインになっていることも特徴で、ちょうど音声通話時に顔の輪郭にフィットするような形状だ。また、4K解像度での動画撮影対応や、ハイレゾ音源の再生に対応するなどの魅力もある。
G Flex
Xperia Z Ultraは約6.4インチ液晶を搭載し、ボディの厚みが約6.5mmと薄いファブレット。Xperia ZやXperia Z1よりは大きく、Xperia Tablet Zよりは小さいので、小型タブレットクラスの端末を欲する方に適した端末だ。もちろん防水・防塵仕様だ。
Xperia Z Ultra
URBANOは旧モデルのL01から大幅な変化はないが、継続して物理ナビゲーションキーを搭載したり、ワイヤレス充電に対応できる点などが特徴。ワイヤレス充電は標準状態では利用できないが、対応バッテリーに交換すれば利用できる。L01では対応バッテリーのほか、対応カバーも購入する必要があったが、L02ではカバーは標準品のままで構わない。また、シンプルな「かんたんメニュー」というホームアプリも選択できるので、スマートフォンの操作に自信がない方にも移行しやすいはずだ。
URBANO L02
(2) ソニー、Smart Tennis Sensor SSE-TN1
Smart Tennis Sensor SSE-TN1
ソニーは5月下旬をめどに「Smart Tennis Sensor SSE-TN1」を発売する。このSSE-TN1は、テニスのラケットに装着し、ショットの際の様々なデータを記録できるセンサーだ。自分のショットを分析することで、上達に繋げることができる。記録データはスマートフォン/タブレット等の端末で表示・分析可能で、データはBluetoothを使って転送する。
具体的に取得できるデータは、スイング種別、ラケット上でボールを捉えた位置、スイング速度、ボールの速度、ボールの回転といったもの。さらに、プレイを観戦している人にスマートフォンを使って撮影してもらうことができれば、その映像データとセンサー取得データを同期させて再生することもできるので、プレイの動きとデータをあわせて分析することもできる。
(3) NECアクセステクニカ、AtermMR03LN
AtermMR03LN
NECアクセステクニカは24日、モバイルルーター「AtermMR03LN」を発表した。このルーターは他にない特徴をいくつか備える製品で、とても魅力的だ。まず、NTTドコモのクアッドバンドLTEサービスに対応し、下り最大150Mbps、上り最大50Mbpsでの利用が可能。さらにソフトウェアアップデートを適用することでイー・アクセスの1.7GHzのサービスにも対応できる。また、公衆無線LANサービスも利用可能だ。別売りのクレードルを利用すれば有線LANも利用できる。
そして、このルーターはWi-Fiテザリングのほか、Bluetoothテザリングが可能となっている。Wi-Fi接続の場合はIEEE802.11acをサポートするため、最大で433Mbpsの速度でのデータ通信が可能だが、Bluetoothの場合は最大で3Mbps。とはいえ、消費電力が少なく済むので、Bluetooth接続では最大で24時間の通信が可能となる。Wi-Fiの場合で約12時間なので約2倍だ。また、USBケーブルを使った有線接続も可能だ。
(1) ソフトバンク、音声通話とパケット通信をパックにした定額サービス
ソフトバンクモバイルは、4月21日より新たな定額サービスを提供する。「SoftBank 4G」と「SoftBank 4G LTE」に対応した全てのスマートフォンで利用できるサービスで、音声通話とパケット通信がセットになったサービスで、3つのプランが用意される。月額5,980円のSパック、6,980円のMパック、9,980円のLパックで、別途基本料と「S!ベーシックパック」代が掛かる。基本料は2年契約の場合で980円で、通常契約では1,960円だ。
Sパックでは国内音声通話がひと月あたり50回(1回3分以内)と2GBまでのパケット通信ができる。Mパックでは音声通話がひと月1000回(1回5分まで)と7GBまでのパケット通信、Lパックではひと月1000回(1回5分まで)の音声通話と15GBまでのパケット通信ができる。
音声通話の超過分は30秒30円、パケット通信の超過分はSパックでは100MBで250円、Mパックでは100MBで125円、Lパックでは100MBで100円。ただし、速度が最大128kbpsに抑えられてもよいという場合には超過後の容量無制限で300円のオプションサービスも利用できる。
(2) UQの「Try WiMAX」にWiMAX 2+対応機種が追加
UQコミュニケーションズはWiMAX対応機器を無料で15日間貸出す「Try WiMAX」というサービスを提供しているが、新たにWiMAX 2+の対応機種である「Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ HWD14」が追加された。これにより、購入前にWiMAX 2+のエリア状況やHWD14の機能等を確認することが可能になる。
Try WiMAXサービス
また、同社はTry WiMAXサービスの再申込可能期間を短縮することも決めた。従来は一度利用すると365日間は再度申し込めないようになっていたが、今後は90日間に短縮された。
・Try WiMAXサービス公式サイト
・Try WiMAXサービス貸出機器の在庫状況
auの春モデルが発表されました。今回は大型のディスプレイを搭載した製品が多いですが、意外とバランスの取れたラインナップかもしれません。URBANOは比較的シニア層に近い方向けの低価格端末、AQUOS PHONE SERIE miniはコンパクトなサイズのスマホを望む層にうってつけのハイスペック端末、G Flexは変わり種、Xperia Z UltraとAQUOS PADは小型タブレットを望む方向け、といった感じです。
スマートフォンとしてはSERIE miniがとてもコンパクトで持ちやすく操作しやすいのでオススメです。iPhone 4/4Sに近い感覚で操作できる上、画面の精細さは圧倒的です。このサイズでフルHD解像度なので、そのきめ細かさは想像できると思います。
また、G Flexは本当に変わり種です。初めて見るとちょっと驚くと思いますし、気に入った方は、これしかない、と惚れ込んでしまうかもしれません。そういった魅力があります。そして、Xperia Z Ultraはボディの薄さ、AQUOS PADは縦横サイズの小ささが魅力です。
GAPSISがお伝えしました。次回もお楽しみに!