ウィルコムが新モデル2機種を発表した。シンプルなPHS「iiro」とAndriodスマートフォン「AQUOS PHONE ef」だ。また、ファーウェイは中国市場向けにAndroid搭載の据置ゲーム機「HUAWEI Tron mini game console」を発売すると発表した。そして、ソニーからPC事業を譲渡することが明らかにされ、同社はモバイル領域についてはスマートフォンとタブレットに集中する方針を示している。
(1) ウィルコム新モデル
ウィルコムは新モデルを2機種発表した。セイコーインスツル製のPHS「iiro」(WX04S)と、シャープ製のスマートフォン「AQUOS PHONE ef」(WX05SH)だ。iiroは既に予約受付が開始されており、20日に発売となる。AQUOS PHONE efは3月上旬発売予定だ。
iiro WX04S
まず、iiroはシンプルなPHSだ。オプションで13色のリアカバーが用意され、本体カラーと含めて計39通りの組み合わせを楽しむことができることが大きな魅力。また、シンプルなPHS端末だが、緊急速報メールとモバイル迷惑電話チェッカーなどの安心機能や防水性能も備えている。
iiro用リアカバー
一方のAQUOS PHONE efは、シンプルなホーム画面、「かんたんズーム」機能などを備えた、初心者や子供、高齢者向けのスマートフォンだ。ナビゲーションバーに拡大のための「かんたんズーム」ボタンが常時表示されるため、文字が小さくて読みにくいときでもワンタッチで大きく表示できるので便利だ。
AQUOS PHONE ef WX05SH
ネットワークはウィルコムのPHSとソフトバンク3Gに両対応するので、仮にPHSが圏外のときでもソフトバンク3Gでの通話が可能となっている。また、おサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信機能も備える。
OSはAndroid 4.1で、プロセッサはデュアルコア、ディスプレイは約4インチサイズで解像度は854×480ドットの液晶。
(2) ファーウェイのAndroid搭載ゲーム機「HUAWEI Tron mini game console」
HUAWEI Tron mini game console
中国ファーウェイは今年の第2四半期に中国市場において据置ゲーム機「HUAWEI Tron mini game console」を発売することを明らかにした。HUAWEI Tron mini game consoleはAndroidを搭載したゲーム機で、テレビなどのモニターディスプレイに接続して遊ぶ。専用コントローラーにはアナログスティックやボタン類に加えてタッチパッドも搭載されているため、タッチ操作を必要とするゲームを楽しむことも可能となっている。
メニューは独自のメトロスタイルデザインで、分かりやすい大きなアイコンで示している。今後、ファーウェイはHUAWEI Tron mini game console向けのゲーム開発プラットフォームを提供することも検討しており、市場が拡大する可能性も秘めている。
メニュー画面
(3) Nexus 5に新カラー「ブライトレッド」が追加
Nexus 5のブライトレッドモデル
LGエレクトロニクスは「Nexus 5」に新カラーの「ブライトレッド」を追加し、Google Playにおいて販売開始した。これにより、Nexus 5はホワイト、ブラック、ブライトレッドの3色のカラーバリエーションが揃ったことになる。また、イー・モバイルも新色を取り扱う予定で、イー・モバイルでは3月中旬に発売する。
さらに、イー・モバイルではNexus 5のストレージ容量が32GBのモデルの取り扱いも開始する。32GBモデルの販売は14日から始まる予定だ。
(1) 九州にKDDIの直営店「au FUKUOKA」が登場へ
au FUKUOKAのイメージ
KDDI直営店が九州にオープンする。福岡県福岡市内の中心地である天神西通り沿いに、「au FUKUOKA」が14日にオープンする。営業時間は10時から20時までだ。
大型店舗だけあり、1階を展示フロアに、2階をコミュニティフロアと分けている。1階では発売前の新モデルの先行展示なども行われる予定で、他にもアプリやサービスの体験なども可能となる。2階はコミュニティフロアとして、ラウンジのようなゆったりとした空間を作り出し、契約・購入、アフターサービス、相談等が可能となる。また、セミナーの開催なども予定されている。
au FUKUOKAの住所は下記の通り。
福岡市中央区大名1-14-45 Qiz TENJIN 1・2F
au FUKUOKAの公式サイトはこちら。
・au FUKUOKA
(2) 10月からケータイとPHS間でのMNPも可能に
10月1日より、携帯電話とPHS間でのMNPが可能になる。NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイル、イー・アクセスのスマートフォンやフィーチャーフォンなどの携帯電話と、ウィルコムのPHSの間で、同じ番号のまま乗り換えが可能となるので、現在よりも便利になるだろう。
さらに、携帯電話とPHS間でのSMSの利用も可能になる予定だ。
(1) ソニーがPC事業を譲渡へ
ソニーは6日、PC事業を投資ファンドの日本産業パートナーズに譲渡することで合意に至ったと発表した。「VAIO」ブランドを冠したPC事業は今後、日本産業パートナーズが新設する会社が引き継ぐことになり、これまでソニー及びソニーイーエムシーエスなどにおいてPCの企画、設計、開発などに携わってきた従業員のうち一部、約250から300名はこの新会社へ移動する予定。残りの人員も一部はソニーグループ内で配置転換される予定。そのどちらにも属さない従業員向けに社外への転進を支援するための早期退職支援プログラムも実施される。
同社はPC事業を譲渡し、今後はモバイル分野についてはスマートフォン、タブレットに集中していく方針を示している。また、赤字が続くテレビ事業については売却せず、経営の独立性を高め、スピーディな事業体制を実現するため、事業を分社化し、完全子会社で運営していくことが明らかにされている。
近年、ソニーの大きな動きが続いています。以前はエリクソンとの合弁会社であったソニー・エリクソンが担っていた携帯電話事業を取り込んだ一方で長年「VAIO」ブランドで親しまれてきたPC事業を売却します。筆者自身、過去にVAIOノートを使っていた時期がありますし、今もオールインワンのデスクトップVAIOを一台保有しています。今後もVAIOブランドは新会社のもとで残るものの、「SONY」製品ではなくなることは残念です。
一方でスマートフォン、タブレットに集中していく、というソニーが今後の市場にどのような製品を投入していくのか? 大いに注目したいところです。ソニーにはAppleや他のスマートフォンメーカーにはない強みがいくつもあります。今後のXperiaシリーズの新モデルを楽しみにしたいところです。
GAPSISがお伝えしました。次回もお楽しみに!