シュートしちゃダメですよ。あくまでも左手”を”添えるだけです。あ、右手でも構いません。
本アプリは……非ッ常にわかりやすい名前をしているので説明の必要はないでしょう(笑)
ただ、何の前情報もなくインストールすると「なんだこれうまく動かないじゃねーかバグかな?」と思うかもしれません。
実はこのアプリ、原理的に非常に理に適った仕様となっているため色んな動き方をします。
原理についてはPVを見るとすぐわかるかと思います。
・Rotation with proximity sensor demo|YouTube
こちらがPVです。説明などは英語になっていますが、手の動きで何をしてるのかすぐわかるかと思います。
どういうことかというと…、
ここを使っているわけです。
この写真はNexus 5をドアップで撮ったものです。
モシモシする時耳にあてる”受話口”の右のほうに、目立たない色をしていますが小さなセンサーが2つ見えます。
片方が「センサーから物体までの距離」を計れる「近接センサー」、もう一方は「周囲の明るさ」を調べる「調光センサー」です。
「近接センサー」は主にスマートフォンで活躍します。通話の際に液晶を顔に近づけると自動的に画面が消えるのは近接センサーが検知して誤タッチを防ぐために画面を消灯しているからです。
「調光センサー」は、「設定 > 画面設定 >画面の明るさ」で「自動」を選択した際、周囲の明るさに合わせてバックライトの強度を制御するためなどに使用されています。
この「近接センサー」を手で塞いだ時に、本アプリが「ユーザーが端末を両手で持った」と判断して画面を回転させます。
逆に言えば近接センサーを塞がない限りはどれだけ傾けようが画面は回転しない、と、こういう仕組みです。
続いては本アプリが持つ2つのモードの違いについて見ていきます。
これも動画で説明したほうが早いですね。
・【OCTOBA】AndroidApp『両手持ちした時だけ画面自動回転』自動回転モード編 |YouTube
「自動回転モード」とはつまり、近接センサーが覆われている限りずっと「両手持ちしている」判定となって横画面に固定されるモードです。
近接センサーを塞いだまま端末を立てても画面が回転しないのはこのためです。
「フィードバック有効」にチェックを入れておくと、本アプリが「両手持ち」を検知した時に画面にうっすらと影のようなエフェクトが挿入されるため、きちんと検知したかどうかがわかりやすくなります。
こちらには2種類の動作があります。
「強制回転モード」と、その下の「傾き検知有効」にチェックを入れた場合です。
この2つの違いとしては、通常時が「両手持ちを検知した時だけ強制回転」という動作なのに対して傾き検知を有効にすると「両手持ちを検知するたびに画面回転を強制的に切替」というふうになります。
傾き検知有効時の動作で自動回転モード時の動作との違いは回転動作を戻す時に表れ、「自動回転モード時は傾きに応じて戻る」のに対し「強制回転モード+傾き検知有効時は”回転する”時も”戻る”時も強制的に行う」ような感じです。
こちらも動画にしましたので、ご覧ください。
・【OCTOBA】AndroidApp『両手持ちした時だけ画面自動回転』 強制回転モード編 |YouTube
このような動きになります。
常に画面回転を有効にしているとちょっと傾けただけで反応しちゃったり、寝転がって操作がしづらかったりするので、普段は自動回転を切っている方が多いんじゃないかと思います。
でもちょっとだけ使いたい時ってあるんですよね……僕の場合はホームアプリにssLauncherを使っているんですが、ssLauncherは縦画面時と横画面時で異なる構成のホーム画面を作れる(縦画面がそのまま回転するようなことがない)ので、縦と横で別々のホーム画面を作っといて回転させてニヤニヤしたいんですが、常に回転しちゃうとやっぱり不便です。
手ちっちゃいのでちょっと無理してスクロールとかしようするとすぐ回転しちゃうんですよね。
本アプリはそんな僕にピッタリでしたので、愛用しています。
自分が普段端末をどう使うか、近接センサーの位置はどこか、横画面で使う場合左90度と右90度どちらで使うかを考えながら設定を変えてみてください。