まもなく春がやってきます。春の京都は平安神宮、哲学の道、仁和寺などなど、桜の見どころがたくさんあります。
そんな京都の観光を手助けしてくれそうなアプリ『KYOTO Trip+』をご紹介します。
このアプリは京都府・京都市が提供するアプリで、観光情報のほかに災害情報や緊急情報も配信しまてくれます。
観光情報では、「見どころ」「食べる」「寺院・神社」「泊まる」の4つのジャンルに分かれています。そのうち「見どころ」は、「イベント」「買い物」「体験」「観光施設」「美術館」に分かれています。
それぞれ一覧で表示されるので少し見にくいと感じますが、設定画面より見たい地域やジャンルのチェックマークを設定することが可能です。
目的がはっきりしてる場合は検索ボックスから探すこともできます。
地域やジャンルを選択すると、登録された観光モデルコースなかから最適なコースを探してくれます。例えば「新撰組」と検索すると7件も検索結果が出てくるので、見たいと思えるコースが見つかると思います。
また、「○○がおすすめです」「○○が美しいです」などといった利用者からのコメントも投稿あり、観光に有益な情報もあるかもしれません。
京都市内の路線に限られますが、バスの乗換案内も可能です。
このアプリは災害情報・緊急情報も配信してくれます。実際に災害があると、プッシュ通知で通知され、情報が表示されます。
配信されるされる情報は、
- 気象情報(警報以上)
- 指定河川洪水予報情報(警報)
- 土砂災害警戒情報
- 地震情報
- 津波予報情報
- 国民保護情報
- 避難情報
- 環境放射線情報(京都府環境放射線監視テレメータシステムへのリンク)
- お知らせ(警報)
以上9項目で、項目ごとに地域やプッシュ通知などの設定ができます。また、避難所や救急医療機関、AEDが設置されている施設リストとその詳細も表示されます。
このほか、携帯電話会社が災害時に提供する災害用伝言板へのリンクが用意されているほか、今後は災害の現地状況をユーザーがアプリから投稿できる機能も実装されるとのことです。
京都へは年間5,000万人の観光客が訪れます。災害はいつ発生するか分かりませんし、府外・市外の方は緊急時の避難所・病院・AEDの場所も分からないので、行政がこういったアプリを率先して提供するのはとても良い試みだと思います。日本語のほか、英語、中国語簡体、中国語繁体、韓国語にも対応しています。
京都へ行く予定のある方はぜひダウンロードしておきましょう。