Bloglovin’ : 気に入ったブログを「フォロー」、興味あるポストに「Like」!RSSをSNSのように活用!無料

『Bloglovin’』は昨年7月のGoogleリーダー廃止の際、代替候補にあがったことのあるサービスです。
これを使うならぜひウェブ版も一緒に活用してほしいところです。Androidアプリとしての『Bloglovin’』はRSSリーダーとして機能しますが、ウェブ版の「Bloglovin’」はRSSをSNSとして扱う機能があります。
これがなかなか面白くて、大量のRSSを効率よく眺めたいユーザーだけでなく、友達と一緒にはじめたい人、特にFacebookでの繋がりが広い人におすすめです。

ウェブサイトをフォローするBloglovin’の仕組み

Bloglovin’をPCブラウザから見るとこのようなレイアウトをしています。
基本的には、自分が集めているRSSをタイムライン形式に表示してくれるシンプルなRSSリーダーです。
この手のRSSリーダーは数多く存在しますが、Bloglovin’はRSSフィードの登録がいらないというメリットがあります。
通常は興味あるウェブサイトのRSSアドレスを入手して登録する必要があります。例えばオクトバの場合、トップページのURLが「https://octoba.net/」なのに対してRSSは「https://feeds.feedburner.com/octoba/sroT」です。
ちょっと登録するのが面倒だけど、自分が興味あるサイトの新着ポストを素早く把握できる手段であるためRSSは根強い人気を持つサービスの1つです。

Bloglovin’では上部アクションバーより「Popular」または「Find blogs」を選ぶことで、世界中の様々なブログ・ウェブサイトを探すことができます。
Feedlyに若干近い感じですね。

またBloglovin’は、ウェブサイトのURLで検索をかけるとそのサイトが見つかります。こちらもFeedlyと同様。

興味のあるサイトが見つかったら「フォロー」します。これで今後はフォローしたサイトの新着ポスト(RSS)が自分のタイムラインに流れるようになります。

アプリ側から行うには、左サイドメニューから検索もしくは「Popular posts」「Top blogs」などを使います。

なおBloglovin’を使うにはアカウント登録(無料)が必要です。EメールアドレスとFacebookアカウントが使えますので、どちらかを用意しておく必要があります。

思白かったポストに「Like」しよう

気に入ったブログポストには「Like」をつけることができます。
評価するとどうなるかは後述します。

「Like」をつけたポストは簡単に確認できるようになっているので、例えばタイムラインに流れたフィードから興味のあるものに片っ端から「Like」をつけておくことで、いわゆる「あとで読む」機能としても活用できそうです。

現状アプリにできるのはここまでの模様。
しかしウェブ版にはもっと大きな特徴が追加されています。それが、RSSをSNSとして扱う機能。

同じ興味を持った人が見つかる

ウェブ版は端末のブラウザからも見られます。
タイムラインなどからRSSの発信元(掲載メディアやブログ管理人など)の部分をタップすると、対象のプロフィール画面が開きます。

Latest Postsからは新着ポストが確認できます。
Followersからはその人をフォローしている人が確認できます。
Similar blogsでは扱うネタのジャンルなどが近いブログが表示されます。

RSSリーダーでユーザーを探して何の意味があるのか?
簡単です。

例えば、Bloglovin’を通してオクトバをフォローしているTomというユーザーがいるとします。
この人のプロフィールを開けば、「Tomが”Like”したポスト」「Tomがフォローしてるフィード」「Tomをフォローしてるユーザー」が確認できます。
ここで先ほどつけた「Like」が活躍します。要するにAntennaやFlipboardのマガジン機能のように、お気に入りのポストを1箇所に纏めて流し、それを公開できる機能です。
Bloglovin’のSNS機能は、RSSを通じて「趣味嗜好が近い人(同じフィードをフォローしてる、またはしている機会の多い人)」が見つかると同時に「その人が興味を持っている物事」まで把握できちゃうわけです。

プロフィールを登録しよう

ウェブ版で人型のマークをタップするとメニューが出てきます。ここから「Profile」を選びます。
すると自分のプロフィールページに遷移しますので、ここから「Edit your profile」ボタンをタップします。

こちらがプロフィール画面です。「Full name」と書かれていますが、名前はハンドルネーム等でも大丈夫ですのでご心配なく。
「Username」は、自分のプロフィールページ(今開いているプロフィール設定画面ではない)のURLです。末尾の文字は好きに変更できます。
プロフィール画像はアップロードしても良いですし、Facebookからインポートすることもできるようです。
「About」には備考(ひとことメッセージ等)を入れられます。
「Location」には住所を入れますが、例えば「東京都」とか漠然としたものでも大丈夫です。ロケーションはプロフィールページにテキストで表記されるものです。
「Blogs by me」から、自分のブログを登録できます。
「Privacy」から、自分がフォローしているものの中で公開したくないものを設定できます。これはPCからやったほうが良いかもしれません。

このページではフォローしたブログのソートができます。
ちょっと画像が小さいので、左右に分割して順番に説明します。

まず左側にはボタンが2個置かれていると思います。
ここから新しいブログを追加(フォロー)したり、新規グループを作成できます。

右側はこうなっていると思います。
「Private」にチェックを入れると、そのブログは自分のフォローリストに入らなくなります。フォロー解除はされないので自分が見る際には問題なく見れます。
「Change group」からグループを変更できます。ジャンルごとにグループ分けしておくと、タイムラインに特定のグループだけを流すこともできるので便利です。
「Unfollow」をクリックするとフォローが解除されます。

※オクトバのNexus 5とXperia Zで「Chrome」を起動してモバイルUAでこのページを表示させた際、「Private」チェックボックスと「Change group」ボタンが出現しませんでした。

通知と新着ポストをメールで受け取れる!

プロフィール設定画面の下のほうに「Notifications」項目があります。
Bloglovin’にはフォローしているブログの更新を通知してくれる機能があります。New posts by email項目です。
頻度も3種類から選べ、

I don’t want new posts by email. … メール通知を望まない
I want one email every day. … 1日1回メール通知が欲しい
I want one email every time any of my favorite blogs are updated. … お気に入りのブログが更新されるたびにメールが欲しい

Bloglovin’のアプリにはストリーミング機能はないので、更新をできるだけ早く知りたい場合は3番、1日1回、帰宅後とかに軽くチェックしたい場合は2番、自分から見に行くから通知はいらないという場合は1番を選ぶと良いかと思います。

これ以外にも自分がフォローされた時に通知を貰ったりとSNSライクな使い方が魅力です。

インポートにも対応

Feedlyや旧GoogleリーダーからエクスポートしたOPML形式のファイルをBloglovin’にインポートすることで、簡単にRSSリーダーの引っ越しが可能です。

ちょっと画像が小さいので要所を拡大しました。
Feedlyの「Organize」項目から「Save as OPML」をクリックすると、フィード一覧をエクスポートできます。
これをBloglovin’からインポートすれば完了。
Feedlyから引っ越す場合、作成したカテゴリごと移動できるので非常にお手軽です。

なお、上記プロフィール等も含めこのページの情報を変更した際は必ず一番下の「Save settings」ボタンで保存してください

シンプルで見やすいタイムラインとソーシャル・ネットワークを活用した繋がりでRSSを100%以上に活用できる『Bloglovin’』、Androidアプリは現状活用の補助としてRSSリーダー+「Like」機能が搭載されたような形式になっていますが、ブラウザからアクセスすればソーシャル部分も扱えます。普段からPCと一緒に活用する方はもちろんのこと、SNSが好きな方にもおすすめのサービスです。