Android向けの日本語入力ソフトはいくつかありますが、なかでも「ATOK」はかしこい日本語入力として定評があります。
今回ご紹介する『ATOK Passport版 Pro:プレミアムキーボード』は、全ての機能が使えるフルバージョンです。
まず初めに、Android向けのATOKは大きく分けて「ATOK for Android」と「ATOK Passport」の2つに分かれます。
「ATOK for Android」はAndroidスマートフォン・タブレットで使えるもので、料金は購入時だけの買い切り型です。こちらは以前オクトバでも紹介しています。
・ATOK (日本語入力システム) : タブレットでも大活躍！パワーアップした日本語入力IME！Androidアプリ
一方、「ATOK Passport」はAndroid以外にWindowsやMacでもマルチデバイスで使用することができ、料金は月額課金制です。ATOK Passportには月額476円(税抜)のプレミアムコースと、月額286円(税抜)のベーシックコースの2コースがあり、今回はプレミアムコースをご紹介します。
なお、アプリはGoogle Playより無料でダウンロードできますが、使用するにはJustMyShopより会員登録を行い、アプリを有効化する必要があります。
まずデザインに驚かされます。いま流行りの（？）フラットデザインが採用されています。個人的にはスッキリしてて好きです。
ATOK for Androidのように背景に自分の好きな画像を設定することはできませんが、カラフルな17色から選択できます。
このATOK Passport版 Proは通常のATOK for Androidとは異なり、パソコン版ATOKと同等の高い変換精度を持っているとのことです。
例えば、「あたたかい」と入力しようとして「あたたた」と間違えてしまっても、横に>と出ているように、間違いを推測して正しい候補を表示してくれます。
スマホにそこまで必要？と思ってしまいますが、Bluetooth接続の外付けキーボードにも対応しているので、ビジネスで使う場合でも最適です。
クラウド辞典サービスにも対応しているので、分からなくなったら調べましょう。変換候補を長押しすると、辞書が起動します。
「大辞林(国語辞典)」のほかに、「ウィズダム英和辞典 第3版」「ウィズダム和英辞典 第2版」「故事ことわざ・慣用句辞典 第二版」「敬語のお辞典」に対応しています。
メール作成中など、敬語の使い方が合っているかどうかも確認できます。
パソコンやスマートフォンを使う機会が増え、字を書く機会が減ったため、漢字をど忘れしてしまうことが多くなりました。そんな方も多いのではないでしょうか。
手書き入力にも対応しているので、読み方が分からないときには手書きで入力しましょう。さきほどの辞書機能と連携させることで、読み方も意味も簡単に調べられます。
タブレット端末では、従来のATOK for AndroidですとQWERTYキーボードを左右に分割することができましたが、ATOK Passport版 Proならテンキーを左右に配置し、慣れた入力方法で入力することもできます。
月額課金制なので毎月の料金がかかりますが、入力環境を複数の端末間やパソコン版と同期できる機能もあり、既にパソコン版を使っているという方には特にオススメできます。
なお、申し込みの際は推奨動作環境や動作確認済み機種をGoogle PlayやATOK公式ウェブサイトでご確認のうえ、お申込みください。