米AmazonはNetflixやAmazonのPrime Instant Videoなどのビデオ配信サービスやゲームなどをテレビで利用可能にするSTB「Amazon Fire TV」を発表しました。
「Amazon Fire TV」のは、Kindle Fireシリーズでも採用しているAndroidをベースとしたOS、「Fire OS」が搭載されています。
外付けHDD程度のSTBをHDMIケーブルを使ってTVと接続することで、Amazon Instant Videoの20万本以上の映画やTV番組、Netflix、Hulu Plusなどのサービスと一緒にAmazonアプリストアで販売されているAndroidゲームが利用できるようになります。
日本での発売予定は発表されていませんが、「Amazon Fire TV」には音声入力に対応した専用リモコンが付属し、ゲームコントローラーも別売りで提供されるとのことです。
Apple TVやChromecastへの対抗という位置づけで、既存のTVにHDMI接続して使うものです。
製品スペック
Snapdragon S4 APQ8064 1.7GHz(クアッドコア、Adreno 320)
2GB RAM
8GB ROM
Wi-Fi a/b/g/n(2.4GHz/5GHz、2×2 MIMO)
10/100Mbpsのイーサネット
3.5mmオーディオジャック
HDMI出力端子(1.4b、HDCP対応)
光オーディオ出力
USB 2.0端子×1
筐体サイズ:115mm x 115mm x 17.5mm
質量:281g
となっており、イーサネットに対応していることからLANケーブルなどを用いた有線環境が使用できるものと思われ、Wi-Fiなどと比べて高速で安定した回線で快適に利用できることが伺えます。
更に専用リモコンには国内でも人気の音声検索キーに加えて十字キー、Androidの操作ボタン(バック、ホーム、履歴)、メディアコントロールボタンのみが搭載された、正面のボタン数が8個しかないシンプルなものとなっており、マイクに向かってタイトル名などを言うだけで映画等を検索することができます。
大人気の「マインクラフト」や「アスファルト8」などのAndroidゲームをプレイすることができます。
Amazon Game Studiosからも、Amazon Fire TV用のゲームがリリースされるようです。
ゲームコントローラーは39.99ドルで販売(STB本体とは別売り)され、スーパーファミコンのようなA/B/X/Yボタンと2つのジョイスティック、Androidの操作ボタン(バック、ホーム、履歴)メディアコントロールボタンがついたものとなっています。
OUYAコントローラーのようなタッチパネルは搭載されていないようです。
このコントローラーは単3電池を使い、約55時間駆動するとされています。
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