現在、飛行機の離発着時のスマートフォンなどの利用は制限されていますが、今夏にもこの規制を国土交通省が緩和すると朝日新聞が報じています。
離発着時にも使用が認められるようになるのは機内モードに設定したスマートフォンやタブレット端末、携帯ゲーム機、デジタルカメラなどで、それ以外の通話や強い電波を発するものは引き続き禁止されます。ノートパソコンなどの重いものは衝撃で周囲にぶつかる危険があるため、離発着時は棚に収めることになり、引き続き使うことはできません。
これは昨年11月より米連邦航空局(FAA)が離発着時にも(一部を除いた)電子機器を使用してもよいとしたガイドラインを発表したことからくるもので、日本でも実機での安全性テストを行った後に使用可能になっていきます。
離発着時の使用が認められても、機内モードでの利用となるので通常の通信は行うことはできません。離発着時のスマートフォンでの写真撮影など、用途は限られてくると思われますが、それでも使えるようになるのはありがたいですね。
離発着時以外では、機内での無線LANを有料で使用できるものもあります。
日本航空(JAL)では国際線の一部路線で1時間$11.95の「1時間プラン」、24時間$21.95のフライトプランがあります。
全日本空輸(ANA)ではやはり一部機内にて無線LANが利用でき、こちらは従量制で5MB $6、10MB $12、20MB $24のプランがあります。
これらは今後も拡大されていく予定です。
・機内でスマホ、常時OKに 今夏解禁、通話禁止は継続:朝日新聞デジタル
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