アナタが「今使いたいアプリ」を予測して優先表示 「Cover」はTwitterが惚れ込んだ超高性能な無料ロックスクリーン!

たとえば、会社に行こうとして車に乗ってからスマホを点灯するとナビアプリのアイコンが表示されていたり。
仕事中はEvernoteやGoogleドライブが候補の上位にあり、家に帰るとYouTubeやSNSが上位に来ていたり。
『Cover』はシーンに合わせて「起動したいアプリ」を最適化し、候補に表示してくれる高機能なロック画面です。
現在もベータ版であり、長らく国内から購入することはできませんでしたが、ようやく対応してくれました。

位置情報とアカウント(Gmailアドレス)を使います

初回起動時にはチュートリアルがアニメーションで表示されますので、ここで使い方を覚えてください。
執筆時点現在ではまだ日本語化はされていません。

チュートリアルの続きで、「Home address(自宅の場所)」と「Work address(職場の場所)」の入力が求められます。
英語で入力する必要はあるものの、東京・横浜はサポートされているようです。「address(住所)」と言われていますが大まかなものでも良いと思います。

最後にメアドを登録して完了です。候補からメアドの登録を飛ばすこともできます。

こちらが本アプリのUIです。『Cover』にはボタンがいっぱいあります。
恐らくですが先ほどメアドを登録していた場合、Gmailアイコンに未読カウントが付くものと思われます。

さて、パッと見でも左側と下部に並んだアイコンがいっぱいありますが、実はこの中でタップできるものは1つしかありません。

スライドして「ロック解除」と「アプリ起動」を一度に行う

『Cover』の特徴は、このようにアイコンをスライドすることでロック解除と同時にそのアプリを起動することです。

候補の一番下にあるドロワーアイコンのようなものをスライドするとホーム画面に遷移します。
では通常のロック解除(ロック前に開いていた画面に戻る)にはどうするかというと、下部中央の「slide to unlock」と書かれた部分をスライドします。

タップで起動するのはカメラのみです。Nexus 5で試した際はアイコンが端末の傾きに追従し、縦画面でタップすれば縦画面モードで、横画面でタップすれば横画面モードでカメラが起動しました。

位置情報をもとにユーザーの状況を把握するカラクリ

先ほど登録した位置情報を元に、「Home」付近にいる時は「home」モード、「Work」付近にいる時は「work」モードになります。
何が変わるかといえば表示されるアプリ候補で、状況に合わせて最適な候補が上位に表示されます。
また、どちらの場所とも異なる位置にいる時は「out(外出中)」判定になります。

音楽を再生している場合、そのプレイヤーアイコンと共にコントローラーが出現します。もちろんスライドしてプレイヤーを起動することも可能。
※この機能を使うには「ユーザー補助(通知へのアクセス)」が必要です。

あくまでも”優先的に”表示されるだけなので、他のアプリが開きたければ下から上に向かってスワイプしてください。すると次のページにある候補が出てきます。

場所の検出が不正確な時や、自宅付近のロケーションがサポート外だった時はここから切替えることもできます。
またカーモードもサポートされており、設定から「Bluetoothをベースに検出する」「モーションをベースに検出する(バッテリー消費増大)」「カーモード中の着信音設定」が行えます。
ついでに、「home」および「work」の検出方法に「Wiress Network(s)(=Wi-FiのAP)」があるため設定には一度目を通しておいたほうが良いかもしれません。

スライドインスタイルのカッコイイサブランチャーまでついてくる

ステータスバーに重なる形で透明な起点が置かれており、そこから下に向かってスワイプするとサブランチャーが起動します。スライドしたまま起動したいアプリに指を重ねてから離します。
設定から起点の大きさと左右どちらに置くかを選べます。

普段からいろんなアプリを起動している人だけでなく、家や職場(学校)で使うアプリがほぼ固定化している人にとってもかなり便利じゃないかと思います。
まだベータ版なのでこの先更なる進化が見込まれ、更にTwitterに買収されたことで新しい可能性をも獲得するかもしれない『Cover Lock Screen (beta)』、ぜひお試しください。