D・Q・4…あの『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』のスマートフォン版がついに登場です。
ドラクエ4は天空シリーズの1作目として1990年にファミコン用として発売され、その後PS版やDS版も発売されました。章仕立てのオムニバス形式やAI搭載など当時としては革新的な内容も含んだものでしたね。
今作は物語が全5章+αに分かれており、それぞれ主人公が変わります。
サブタイトル「導かれし者たち」のとおり、4章までバラバラで繋がりのなかった主人公たちが5章で集まっていくのですが、こういう流れには私弱いんですよ。
移動画面は3Dマップで表示されます。
画面下部のボタンで視点を回転できます。中央のボタンは最初の視点に戻すもので、そこから左右にスライドすると90度ずつ回転します。回転させないと入口に気づきにくい場所もあるので、怪しいところでは回転必須です。
何か調べられる場所に行くと「!」マークが出るので、コントロールの中央をタップすると中を調べたり本を読んだりします。
その他、地面に落ちているアイテムなどは光ってくれたりと、全体的に親切設計になっています。ファミコン版をやっていた人にとってはちょっとヌルいと感じるかもしれませんね。
戦闘画面では敵モンスターがアニメーションします。これがまたかわいい!
選択肢などはこれまでに出たスマホ版ドラクエ同様にタッチ操作用に書きなおされています。
ただ、コマンド入力の最後に「これで戦う」という確認が出るのですが、これがなかなか面倒です…。よく使うであろう「たたかう」のボタンと位置が違うので、タップ連打で戦闘を進めることができないんですよね。必ず確認させる、という意味ではいいのかもしれないですが、ちょっとストレス溜まってしまうかも。
旅の途中で仲間が増えると、彼らと会話する事ができます。町の人との会話のあとだと、その内容についての会話が出たりするので面白いです。それぞれのキャラの性格などがよりよくわかりますね。
街の中、教会でセーブすることができるほか、フィールド上でもメニューから「ちゅうだん」を選ぶことで中断セーブすることができます。
これは通常の「冒険の書」とは別に記録されます。急に中断しなくてはならない機会の多い携帯端末では便利な機能ですね。
セーブデータはクラウドにアップロードすることができ、他の端末からも同期することで、同じセーブデータで遊ぶことができます。
全体的に難易度はファミコン版に比べ落ちている気はしますが、子供の頃やった人には懐かしさで目をうるませながら楽しめるのではないでしょうか。
ドラクエのナンバリングタイトルのスマホ版は1・8に続き3作目となります。それぞれ操作方法が異なる部分もありますが、1の時に出ていた不満・要望などが改善された部分もあれば残った部分もあり、さらに新しく出てきた不満点もあるようです。こうしたフィードバックはぜひ次作にいかしてほしいですね。