メガネブランド「JINS」の株式会社ジェイアイエヌは世界初の「自分を見る」アイウェア「JINS MEME(ミーム)」を発表しました。
これは眼の動きの変化から、自覚が難しい肉体と精神の疲労度を割り出し、そのデータをスマートフォンなどのアプリで利用・記録できるという新しいアイウェアです。
JINS MEMEは顔との接触部分に搭載した3つのセンサーによって、眼の動きによって生じる微細な電位差(眼電位)を読み取ります。これにより自身が自覚していない心と身体の変化を敏感にキャッチします。
これらの読み取ったデータから、眠気や消費カロリー、好みをはじめ、心と身体のさまざまな情報を可視化し、それをスマートフォンのアプリで利用することができます。
例えば自覚が難しい肉体と精神の疲労度を割り出し、それが一定の値を超える前にアラートを通知し休息を促したり、眼球の動きやまばたきの強さの変化から眠気を察知しアラートを鳴らす、といったことができます。
JINS MEMEが取得するデータを利用するためのAPIが公開される予定となっています。
これにより、第三者がデータを利用したアプリを作りそれを配布することもできるようになるようです。
自社製のアプリだけで終わらず、開発用キットを一般開発者に解放することでアプリは増え、より面白いものが作られていくと期待されます。
JINS MEMEは「いかにもガジェット」といった外見ではなく、誰でも普通のアイウェアとして手に取ることのできるようなシンプルなデザインをしています。これならごく自然に装着できますね。
これまではGoogle Glassなど、情報を表示するというウェアラブルデバイスが注目を集めてきましたが、JINS MEMEは情報を取得するという方向です。ライフログ的な使い方もできるようですし、ほかにどんな発見を見せてくれるのか、今から楽しみですね。
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