【Androidニュースのまとめ】 2014年5月10日 ~ 2014年5月16日
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NTTドコモ(以下、ドコモ)がKDDI(au)に続き、今夏モデルの発表会を開催した。また、ASUSTeK Computer Inc.(以下、ASUS)が7インチタブレット「Fonepad 7 LTE」を、レノボが10インチタブレット「YOGA TABLET 10 HD+」を発売した。
ドコモ 2014夏モデル
(1) スマートフォン6機種
ドコモの夏モデルのスマートフォンは下記の通り、6機種。
・GALAXY S5 SC-04E:5月15日
・Xperia Z2 SO-03F:5月21日
・AQUOS ZETA SH-04F:5月下旬
・ARROWS NX F-05F:5月下旬
・Disney Mobile on docomo SH-05F:5月下旬
・Xperia A2 SO-04F:6月中旬
すでにGALAXY S5は発売になり、Xperia Z2も今週発売だ。AQUOS ZETA、ARROWS NX、Disney Mobile on docomo SH-05Fも月内の予定なので、夏モデルのうち5機種が早くも今月中に登場することになる。唯一のコンパクト機であるXperia A2は来月中旬だ。
GALAXY S5、Xperia Z2
上のリストのうち、上から順に4つの機種に関してはいずれ劣らぬハイスペック端末で、それぞれに異なる機能やデザインの違いがある。Disney Mobileはディズニーならではのデザインやコンテンツ、そしてXperia A2にはコンパクトさと低価格帯という特徴がある。
全体的な注目は、LTE回線上で音声通話を実現する「VoLTE」に対応する機種が多いことだ。従来のLTE端末では音声通話時には3G回線に落ちてしまうため、例えばハンズフリー通話中にネットを利用する際には3Gの速度になっていた。VoLTEでは通話中のLTE通信なのでそれが解消される。また、音質が向上し、着信応答も速くなる。
個別の特徴ではGALAXY S5は有機ELディスプレイ、高速オートフォーカス、指紋認証、心拍数センサー搭載など、Xperia Z2は4K動画撮影、デジタルノイズキャンセリングへの対応、フロントステレオスピーカーなど、AQUOS ZETAは3辺狭額縁の「EDGEST」デザイン、改善されたディスプレイ、カメラの多彩な機能、進化したグリップマジックなど、ARROWS NXは日本語入力に「Super ATOK ULTIAS」を採用したこと、明るいディスプレイ、LTE/3GとWi-Fiを同時接続できるマルチコネクション機能などとなっている。
AQUOS ZETA、ARROWS NX、Disney Mobile on docomo SH-05F ©Disney.
Xperia A2はXperia AがXperia Z1fの要素を取り入れて進化したようなスマートフォンだ。ただし、VoLTEには非対応。
Xperia A2
(2) タブレット2機種
タブレットのラインナップはAQUOS PAD SH-06FとXperia Z2 Tabletの2機種。サイズの違う機種が揃えられた。
AQUOS PADはAQUOS ZETAと共通的なデザインで、背面がフラットになった。フレームもEDGESTでコンパクトにまとまっている。ディスプレイサイズは7インチだ。小型軽量で重さは約233g。かなり軽いので持ち運びやすいのが魅力。
AQUOS PAD
ワンセグのほかフルセグにも対応し、データ放送も利用できるので視聴者参加型企画を楽しむこともできる。
Xperia Z2 Tabletは薄型軽量の10.1インチタブレットで、やはりAV機能が強化されている。トリルミナスディスプレイには新しいバックライトLive Color LEDを採用し、バーチャルサラウンド「S-Force」への対応、デジタルノイズキャンセリング機能への対応などがある。
Xperia Z2 Tablet
(3) フィーチャーフォン
今回の夏モデルにはフィーチャーフォン2機種も含まれている。F-07FとSH-07Fで、前者は5月23日に発売となる。多機能なのはF-07Fで、シンプルな機能なのはSH-07F。価格帯が上になるのはF-07Fだが、昔の多機能フィーチャーフォンからの機種変更を検討している方はF-07Fの方がいいかもしれない。一方、通話とメールが中心の方、もしくはスマートフォンとの2台持ち等の方はSH-07Fで十分だろう。
F-07F、SH-07F
F-07FにはBluetoothやWi-Fiなど、いくつか便利な機能が搭載されている。一方、SH-07Fはテンキーが非常に打ち易いので、メールを使う頻度が多い方にはかなりオススメかもしれない。
(4) その他
他には「らくらくスマートフォン3」、データ通信端末の「L-03F」が用意される。L-03Fは5月29日発売で、らくらくスマートフォン3は8月の予定だ。
らくらくスマートフォン3は端末デザインが一般的なスマートフォン並みになってきたので、新たなユーザー層を得ることになるかもしれない。「内容的にはらくらくスマートフォンが良いけど、デザインが……」と躊躇してきた人を取り込める可能性がある。一方で、UIのデザインも変わってしまい、逆に尖りすぎたものに見えるので、分かりにくくなったと感じる方もいるかもしれない。
らくらくスマートフォン3
VoLTEには非対応だが、様々な点で改善事項がある。
(1) ASUS Fonepad 7 LTE
ASUSは7インチタブレット「Fonepad 7 LTE」を発売した。実売価格は34,500円程度。Fonepad 7 LTEは音声通話、そしてLTEに対応したSIMフリーのタブレットで、本体サイズは約196.8×120×10.5mm、重さは約333g。
OSはAndroid 4.3で、メモリは1GB、ストレージ容量は16GBなどだ。ディスプレイの解像度は1,280×800ドット。
Fonepad 7 LTE
(2) レノボ YOGA TABLET 10 HD+
レノボは16日、10インチタブレット「YOGA TABLET 10 HD+」を発売した。10インチでフルHD解像度のディスプレイを搭載したタブレットで、OSはAndroid 4.3、メモリは2GB、ストレージ容量は32GB、本体サイズは約261×180×3.0-9.1mmで、重さは約626g。
octoba-170_yoga.jpg
YOGA TABLET 10 HD+
シリーズならではのグリップ形状は健在で、片手はもちろん両手で持つ時にもグリップ部分を持つことで安定しやすい。また、スタンドが内蔵されているので、立てかけての利用もできるようになっている。
auに続きドコモの新モデルも発表されました。個人的にはauのモデルの方がバラエティに富んでいたように思います。超高解像度のisai FL、タフなTORQUEといった機種がその最たるものでしょう。一方、Xperiaについてはドコモの方がよく見えます。やはりデザイン的にはXperia ZL2よりもXperia Z2の方が洗練して見えますし、低価格帯のXperia A2もあります。
全体的には両社ともやや大人しいラインナップですが、一方はVoLTE、もう一方はWiMAX 2+とキャリアアグリゲーションに対応するなど、通信面での強化も図っています。2年くらい前の機種からの機種変更の場合、十分以上に魅力的なラインナップといってよいでしょう。
GAPSISがお伝えしました。次回もお楽しみに!
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