ソフトバンクモバイルがプリペイド端末ながら新モデルを発表した。「301Z」だ。多機能ではないが低価格での提供となる。また、エレコムがスマートフォンの音楽をクルマの中で使う際に便利なBluetoothレシーバーを発表した。業界の話題ではヤフーによるイー・アクセス買収話が白紙に戻った。
ソフトバンク、プリモバイル向け「SoftBank 301Z」
ソフトバンクモバイルは6月6日にプリモバイル向けのフィーチャーフォン「SoftBank 301Z」を発売する。ソフトバンクオンラインショップでの販売価格は5,980円だが、6月30日までは期間限定で4,980円での提供となる。さらに4,000円分のチャージが含まれるので、端末価格は実質980円ということになる
SoftBank 301Z
301Zは今では珍しいストレートタイプの軽量端末で、重さは約85g。サイズは約49×117×13mmと、幅が狭いのでかなり持ちやすいだろう。
ディスプレイは約2.4インチ、解像度240×320ドットで、バッテリー容量は1,100mAh。対応するサービスは音声通話、国際電話、S!メール、SMS、緊急速報メールなので、ウェブサイトなどを利用することはできない。
エレコム、Bluetoothレシーバー
エレコムはクルマ用のBluetoothレシーバー「LBT-ACR01シリーズ」と「LBT-ACR02HF」を6月上旬に発売する。これらのレシーバーはスマートフォンなどのBluetooth対応機器の音楽などをクルマのカーステレオで聴く際に使えるアイテム。カーステレオのAUX INにレシーバーをケーブル接続し、レシーバーをシガーソケットに挿せば、スマートフォンの音楽をBluetoothでレシーバーに飛ばし、カーステレオで聴くことができる。
また、「LBT-ACR02HF」はハンズフリー通話のプロファイルにも対応しているので、ハンズフリー通話にも使うことができる。
AUX IN端子が用意されている必要があるものの、Bluetoothに対応していないカーステレオでも音楽を出力できるので便利だ。また、FMトランスミッターと異なり、混線による音質低下も避けられるということだ。
ASUS、4K液晶「PB287Q」
ASUSTeK Computer Inc.は4K解像度の液晶モニター「PB287Q」を発表した。PB287Qは28型ワイド液晶で解像度が3,840×2,160ドットという点が特徴の液晶モニター。さらに、手を出しやすい価格帯である、予想実売価格79,920円となっている。発売日は5月27日の予定。
PB287QはDisplayPort 1.2が1ポート、HDMIポートが2ポートあり、HDMIポートの1つはMHLに対応しているので、MHL対応のスマートフォンなどを接続することができる。最近では4K解像度での動画撮影ができるスマートフォンも出てきているので、4K液晶モニターの需要も増えてくるはずだ。
スピーカーの出力は2W+2Wのステレオで、本体サイズは約660×200.06×414mm、重さは約7.9kgとなっている。
月額制コミック配信サービス「女子コミ!」
ヤフーとGyaOが運営する電子書籍サービス「Yahoo!ブックストア」は講談社と協力して毎日少女マンガが読める月額制電子コミックサービス「女子コミ!」を6月5日より提供する。通常価格は月額300円(税抜き)だが、Yahoo!プレミアムの会員の場合は無料で利用できる、という点が大きな魅力の一つ。
約40作品が1話ごとに毎日追加・更新される。
「女子コミ!」ティザーサイトhttps://bookstore.yahoo.co.jp/joshicomi.html
ヤフーによるイー・アクセスの買収話が白紙へ
ソフトバンク傘下のイー・アクセスをヤフーが買収し、傘下に収めるという計画が3月に発表されたが、この話が完全に白紙に戻ることが新たに明らかにされた。イー・アクセスは6月にウィルコムを吸収合併する予定で、合併後のイー・アクセスをヤフーが傘下に置き、「Y!mobile」という「インターネットキャリア」が誕生する、という話だった。ところが、ヤフーはヤフーでサービスを提供する企業として、イー・アクセスは通信サービスを展開する企業として独立した状態で提携を強める形に決着した。
当初は国内初の「インターネットキャリア」誕生と大々的にPRしていた
イー・アクセスが「ワイモバイル」という企業名に変更することは予定通りで、「Y!mobile」というサービスもやはり展開される。しかし、ヤフーとイー・アクセスは別会社としてこの事業に携わる。
ドコモの新料金プランの事前予約件数が50万件を突破
NTTドコモが6月1日から提供開始する新料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」の基本プラン「カケホーダイ/データプラン」の事前予約件数が50万件を突破したことが明らかにされた。しかも、予約開始から5日間での突破となり、多くのユーザーから新プランへの関心が高いことが分かった。
新料金プランの概要
新料金プランの大きな特徴は、他社携帯電話、固定電話含めて音声通話が定額で掛け放題であることと、月々のデータ通信量を家族で分け合えることだ。もちろん利用状況次第だが、状況次第では新プランへ移行した方が月々の利用料金を抑えることができる。
新しいMVNOサービス「もしもシークス」
他社の通信インフラを利用して通信サービスを提供するMVNOは既に数多く存在しているが、新たにエックスモバイルが「もしもシークス」というサービスを発表した。すでにテスト提供を開始しているということだが、このテストを通じて販売オペレーション、物流などのトレーニングを行い、10月から本格提供するということだ。
もしもシークス公式サイト
まずはNTTドコモの回線を利用するiPadシリーズ、WiMAXの回線を利用するモバイルWi-Fiルーターなどを提供し、様々なスマートフォンやタブレットなど複数の端末を提供していく予定だという。
大きな特徴は途上国への社会貢献と連動している点。通信料の一部が寄付されるなど、何らかの仕組みで社会貢献活動と連動したサービスになるようだ。
ヤフーによるイー・アクセス買収話が白紙に戻りました。「Y!mobile」がどのようなサービス内容で、どのような価格帯になるのか注目していただけに、今後の動きが気になります。今後は提携の形で事業展開するようですので、詳細発表を待ちたいですね。
GAPSISがお伝えしました。次回もお楽しみに!