日本語入力にこだわったスマホ史上最高のATOKを搭載、大容量バッテリー搭載で3日を超える電池の持ち、全てがハイスペックの全部入り!
今回、5月30日に発売されたばかりのドコモ2014年夏モデル、富士通製Androidスマートフォン「ARROWS NX F-05F」の実機をお借りすることができましたので、実際の使い勝手などのレビューをお届けします!
約5.0インチディスプレイを搭載している「ARROWS NX F-05F」。本体カラーはゴールド、ホワイト、レッドの計3色展開です。今回はホワイトをお借りしました。
全体的にスッキリして、シンプルで飽きのこないデザインに仕上がっています。
本体の幅は69mmですが、側面から背面にかけてはラウンドフォルムで丸みを帯びているため、手にフィットしてとても持ちやすく感じます。
ディスプレイ面は特殊ガラス「Corning Gorilla Glass 3」を採用。背面は本物のダイヤモンド粒子を加えた「ダイヤモンド層」、その上に「ハイパーガード層」をコーティングした「ハイパーダイヤモンドタフコート」を施しているため、日常生活でのキズや衝撃から端末を守ってくれます。
見た感じではわかりませんが、意外とタフに作られているんですね。
micro USB端子は特殊加工により、キャッブレスの防水構造となっています。これなら充電のたびにキャップを開閉しなくていいので便利ですね。
屋外の直射日光でも明るく見やすいディスプレイ。その秘密は「新WhiteMagic™」にあります。
最大輝度は1000cd(カンデラ)と、一般的なTFT液晶の約2倍の明るさに高めていることに加え、輝度とコントランスを自動調整する「スーパークリアモード」により屋外での高い視認性を確保しています。
屋外でARROWSの以前のモデル(F-02E)と比べてみたところ、写真でも見てわかるように画面がとても見やすくクリアになっています。実際にはこの写真以上に明るく見やすいと感じました。
「新WhiteMagic™」は従来の液晶パネルの赤・緑・青の三原色に「白」をプラスして明るさを補うため、同じ明るさでも他の液晶よりも消費電力を抑えることができます。
この「新WhiteMagic™」効果に加え、3200mAhの大容量バッテリー、省電力をサポートする富士通独自の「HCE(ヒューマンセントリックエンジン)」により、充電を気にせず使うことができます。
実際に普段通りに使ってみたところ、48時間以上はバッテリーが持ちました。もちろん使い方にもよりますが、朝に家を出てから夜帰ってくるまでは十分使えます。
バッテリー残量が減っても、バッテリーをさらに長持ちさせる「NX!エコ」や、災害時など充電できる環境にいないときは「非常用節電モード」も有効です。
さらに、「ARROWS NX F-05F」は、「急速充電2」にも対応しています。別売のACアダプタ05が必要ですが、うっかり充電を忘れてしまった朝でも短時間で充電が可能です。
富士通と言えばフィーチャーフォン時代から指紋認証システムを搭載していましたが、「ARROWS NX F-05F」でももちろん搭載しています。
端末を手に持ったとき、ちょうど人差し指のあたりにセンサーがあるので、端末を持ちかえる手間なく指一本でロック解除ができて便利です。
「ARROWS NX F-05F」は、富士通とジャストシステムが共同開発した日本語入力システム「Super ATOK ULTIAS(スーパー エイトック ウルティアス)」を搭載しています。
単語数は前モデル(F-01F)と比べて約3倍!パソコンのATOKと同等の高性能なエンジンを搭載し、長文でも文脈・文節・単語を読み取って適切な漢字に変換したり、次に入力されるであろう言葉を予測して表示してくれるとても賢い日本語入力システムです。
アルファベットを入力するのって面倒ですよね。でも「Super ATOK ULTIAS」なら、日本語やカタカナ語の読みから英単語に変換してくれるので楽チンです。
また、「おながいします」などと入力ミスしてしまっても、正しい語句を推測し、変換候補に「お願いします」と表示してくれます。
「菊地」と入力したかったのに、間違えて「菊池」と変換・確定してしまっても、削除キー長押しで表示される「戻す」ボタンを押すと確定前状態(「きくち」)に戻ってもう一度変換し直すことができます。
「ほしょう」や「ついきゅう」など使い分けがわかりにくい同音異義語はマーク付きの候補で表示され、その変換候補を長押しするだけで意味や解説を表示してくれます。
これで間違った言葉を使ったままメッセージを送る心配もありませんね。
本来なら( )を入力したあとにカーソルを一文字分戻さなければなりませんが、なんと、カーソルが自動的に中に移動してくれるんです。これは便利です。
「 」や【 】でもOKです。
最新のトレンドワードが毎週無料で辞書に追加される「ATOKキーワードExpress」にも対応しているので、最近話題のタレントや映画のタイトルも一発で変換してくれます。
※Justアカウントの取得が必要です。アカウントの取得は無料です。
郵便番号入力モードでは、3桁または7桁の数字を入力すると、その番号に応じた住所へと変換されます。
会員登録やプレゼントの応募など、以前と比べてスマホで住所を入力する機会も増えてきていますが、これなら簡単に入力できますね。
なにごとも、使い慣れたモノって安心しますよね。
メニューキーや記号キーの位置など、文字入力キーボードの表示を好きなタイプに変更することができます。表示スタイルは「Super ATOK ULTIAS」オリジナルを含めて全部で7種類、フィーチャーフォン風のキーボードもあります。
画像リンク先のOneDriveでオリジナル画像が確認できます
日本語入力に次いでカメラも使う頻度が高い機能ではないでしょうか。
大型の1/2.3型CMOSイメージセンサー「Exmor RS for mobile」を搭載し、画素数も前モデル(F-01F)の約1310万画素から約2070万画素へと向上したカメラは、より多くの光を取り込み、空の青さや花びらの鮮やかさも美しく表現します。
HDR(ハイダイナミックレンジ)合成にも対応しているため、空の白飛びや逆光も防いでくれます。
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富士通独自の画像処理エンジン「GRANVU(グランビュー)」により高感度・低ノイズで、夜景や店内でも見た目に近いままの写真に仕上がります。
写真は全てカメラが自動で判断して撮影してくれるので、自分でモード変更や露出やISOを変更する必要はありません。そのためメニューもシンプルにまとまっています。
また、動画やインカメラの静止画撮影は一度カメラを起動してから切り替える必要がありますが、ウィジェットも用意されているので撮りたいと思った時すぐに撮影できます。
よく使うアプリや機能は、いつでもすぐに起動できる「スライドインランチャー」に登録しておくと便利です。一度ホーム画面やアプリ一覧画面に戻らなくても、画面左下からのスワイプですぐに起動できます。
大画面化により、画面の上部をタップしたいときなど、片手では操作が難しいシーンもあります。そんなときは画面右下のアイコンをタップすると、画面全体が下方向にスライドします。スライドさせる上下幅も、自分の手の大きさに合わせて自由に変更できます。
文章のコピー&ペーストも、アイコンではなく文字で「コピー」と表示されたり、範囲を選択する「つまみ」が大きくなり操作しやすくなりました。さらに、文字を単語で選択すると内蔵辞書により該当する意味も表示してくれます。
通常はコピーできないウェブサイトの画像や撮った写真などに含まれている文字がコピーできる「なぞってコピー」や、分かりにくい場所で待ち合わせするときに便利な「キャプメモ」など便利な機能も搭載されています。
ワンセグやNOTTVのほか、フルセグにも対応しています。アンテナも内蔵されたので、これまでのようにアンテナ付きイヤホンをつける必要もありません。
フルセグ画質での番組録画やデータ放送の受信も可能で、DLNA対応のレコーダーなどに録画した地デジ番組を持ち出すこともできるので、まるで自宅のテレビのように外出先で楽しめます。
このほか、従来の音声通話よりもクリアで高音質なNTTドコモのサービス「VoLTE(ボルテ)」や、Wi-Fiとモバイル回線(3G/LTE)を併用することで安定した通信をキープする「マルチコネクション」にも対応しています。
加齢によって変化する色覚特性や、耳年齢に合わせて画面や音質を自動補正してくれる機能など、誰でも快適に使いやすいように調整される富士通独自の「HCE(ヒューマンセントリックエンジン)」も従来モデルと同様に搭載されています。
蛍光灯や電球など、光の状態に合わせて画面の色味を調整してくれる「インテリアカラー」や、「ブルーライトカットモード」、端末を持っている間は画面を点灯し続けてくれる「持ってる間ON」など、どんなシーンでも快適に使えるようサポートしてくれます。
実際に使ってみて、日本語入力の「Super ATOK ULTIAS」をはじめ、端末の操作面でも痒いところに手が届く工夫や気配りが数多く見られ、国産メーカーならではの製品だと思いました。
また、バッテリーの持ちは想像以上のものでした。急速充電2のレビューのために充電をしたくても、なかなかバッテリーが減らず無理やり消費させたくらいです。改めてスマホの進化を実感しました。
そろそろ新しいスマホに機種変更したいと考えている方、そろそろフィーチャーフォンからスマホに変えたいと思っている方、ぜひ店頭で手にとって体験していただきたいと思います。
現在、富士通の公式サイトでは、人気マンガ「ブラックジャックによろしく」による「ARROWS NX F-05F」を解説したスペシャルコンテンツを公開中です。「ARROWS NX F-05F」の日本語入力の“かしこさ”を1話ずつマンガで紹介しています。現在公開されている話以外も、順次公開される予定ですのでお楽しみに!
・スマートフォン・タブレット・携帯電話(F-05F) – FMWORLD.NET(個人) : 富士通
・スマートフォン・タブレット・携帯電話(Super ATOK ULTIAS) – FMWORLD.NET(個人) : 富士通