総務省は、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催を見据え、訪日外国人が日本の世界最高水準のICT(情報通信技術)を利用できるよう環境整備に向けたアクションプラン「SAQ2(サクサク) JAPAN Project」を公表しました。
アクションプランの主な概要
重点的に取り組むべき事項は次の4つです。
- 無料Wi-Fiの整備促進と利用円滑化
- 国内発行SIMへの差替え等によるスマートフォン・携帯電話利用の円滑化
- 国際ローミング料金の低廉化
- 「言葉の壁」をなくす「グローバルコミュニケーション計画」の推進
訪日外国人の無料Wi-Fi環境へのニーズは強く、日本国内の無料Wi-Fi環境は改善されたものの、地方を含め、駅・空港・ホテル・観光地など訪日外国人の動線を意識した整備促進が必要としています。
また、利用に際しての手続きの煩雑さや、海外から持ち込まれる日本の技術基準に適合していない端末の利用について整理が必要、としています。
このほか、訪日外国人が迅速かつ容易に国内発行のSIMカードを利用できる環境の整備や、国際データローミング料金低廉化、多言語音声翻訳システムの翻訳精度向上・対応言語数拡大に向けた研究開発の実施などがあげられています。
.@MPD_yokushi (SAQの2乗でサクサクジャパンです(*^_^*)話題のザックジャパンとは何の関係もありません…)(テレ子)
— 総務省ICTツイート (@MIC_ICT) 2014, 6月 12
なお「SAQ」は選べて(Selectable)、使いやすく(Accessible)、高品質な(Quality)の3つの単語の頭文字であり、ザックジャパンとは何の関係もないとのことです。
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