『FlashAir』は無線LAN機能を搭載したSDカード「FlashAir」から、デジカメで撮影した写真をスマートフォンやタブレット端末などへ共有できるアプリです。
SDカード内蔵のアクセスポイントを使うため、3G/LTE通信網やWi-Fiアクセスポイントが無い場所でも簡単に写真をシェアできます。
今回はFlashAirと似たサービスの「Eye-Fi Mobi」も使用してみました。
まずこのアプリを使う前提として、無線LAN機能を搭載したSDカード「FlashAir」が必要です。
こちらが本体です。通常のSDカードと同じサイズです。
これをデジカメのSDカードスロットにセットします。
続いてはアプリです。
アプリを起動するとスキャンが始まります。「flashair_xxxxxxxxxxxx」のSSIDが表示されるので、パスワードを入力します。初期設定のパスワードは「12345678」です。
接続するとデジカメで撮影した画像の一覧が表示されます。サムネイルの画像から拡大表示も可能です。
(※この画面は既に何枚か撮影してある状態です。)
画面上部にある「保存」「共有」から画像の保存・共有が可能です。
試しに「共有」からTwitterを選択すると、FlashAirとは切断され、インターネットに接続後、投稿画面が表示されます。
(※設定により、インターネットの同時接続も可能です。)
チェックボックスで複数選択(全選択も可)後、スマホ本体に保存してみます。
きちんとスマホ側に保存されています。保存した画像ファイルは【storage→sdcard0→Pictures→Flashair_xxxxxx】に保存されていました。
(※保存場所は端末によって異なる場合があります。)
FlashAirは写真(画像)以外の動画や音楽ファイル・ドキュメントファイルも扱えます。そういった機会はあまりないかもしれませんが、SDカードに入ったファイルは写真同様、保存・共有が可能です。
こちらはアプリではなくブラウザでの機能ですが、「フォトシェア機能」を使うと、特定の日付の写真のみを他の人に公開することができます。
右の画像は別の端末のブラウザからアクセスしたところです。ピンクドロイド君の画像のみ公開されています。
連絡先を知らない不特定多数の相手でも、手軽に写真を配ることができますね。
無線LAN内蔵のSDカード似たサービスに「Eyefi Mobi」というものがあります。
2つのサービスの違いを簡単に説明すると、
- FlashAir:撮影した画像から1枚を選んでスマホへ
- Eyefi Mobi:撮影した画像全てをスマホへ
です。ただし、前述の通り、FlashAirはすべての画像を保存することも可能です。
Eye-Fi Mobiも実際に使ってみました。専用アプリはこちらからダウンロードできます。
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アプリ起動後、「Mobiカードを使う」を選択し、Eye-Fi Mobiのアクティベーションコードを入力します。
その後、デジカメと接続され、撮影した画像を全て受信します。この時点で画像は端末に保存されていました。
保存されるフォルダは【storage→sdcard0→Mobi】です。
(※保存場所は端末によって異なる場合があります。)
繰り返しになりますが、全ての画像が自動的に保存される点が、FlashAirとEye-Fi Mobiの大きな違いです。
アプリから1枚選んで他のアプリへ共有してみます。このあたりはFlashAirとEye-Fi Mobiもほぼ同じです。
Eye-Fi Mobiは、専用のクラウドサービス「Eye-Fiクラウド」を使い、写真をクラウド上で管理することもできます。
FlashAirにはそのような専用のクラウドサービスはありませんが、「DropSync」「FolderSync」などのアプリを使うことでクラウドサービスに自動的にアップロードすることも可能です。
・DropSync : 端末内の指定したフォルダをDropboxと自動同期!Androidアプリ2072 | オクトバ
・FolderSync Lite : スマホひとつで手軽にできる!様々なクラウドサービスとファイルを自動で同期!無料Androidアプリ | オクトバ
2つの似て非なるサービスを紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
私の場合、何枚か撮影した中から出来の良い1枚を選ぶので、Eye-Fi MobiよりはFlashAirのほうが合っているなと感じました。
最近は写真撮影をスマホのみで済ませるという方も多いですが、せっかくなのでデジカメで撮影したきれいな写真でシェアしてみませんか。
デジカメに標準でWi-Fi機能がついている製品も増えてきましたが、このようなサービスを使って撮影した写真を管理するのも1つの方法だと思います。
なお、通常のSDカードをデジカメで使用するよりもバッテリーを多く消費する点だけお気をつけ下さい。また、購入の際には対応機種についてもご確認ください。
・FlashAir(TM) | 東芝 Pocket Media
・Eyefi(アイファイ)カード | Eye-Fi Japan