下り最大110MbpsのWiMAX 2+&au 4G LTE対応!前モデルからパワーアップした「HWD15」をチェック!

先日、UQコミュニケーションズから発売されたWiMAX 2+対応モバイルWi-Fiルーター『Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ HWD15』をお借りすることができました。さっそくではありますが、使い勝手や前モデルとの比較などをチェックしたいと思います!

サイズ感はHWD14を踏襲しながらもパワーアップ

今回ご紹介する『HWD15』は「WiMAX 2+」「WiMAX」「au 4G LTE」に対応したモバイルWi-Fiルーターです。「HWD14」の後継モデルで、ファーウェイ・ジャパンが製造しています。
前モデルの「HWD14」から改善された点は、主に以下の2点です。

それでは写真を交えつつ、仕様からご了解します。

色は「ホワイト」と「レッド」の2種類です。レッドはHWD14でも好評だったそうです。


Nexus 5とサイズ比較

 
HWD14と縦横サイズはほぼ同じ、バッテリー容量も同じながらも、連続通信時間は増加しています。
3,000mAhの大容量バッテリーからはスマートフォンに給電できるモバイルチャージャー機能も搭載しているので、いざというときに安心です。

HWD15 HWD14
サイズ 104 × 64 × 14.9mm 100 × 62 × 15.5mm
重量 140g 140g
バッテリー容量 3,000mAh 3,000mAh
連続通信時間
(最大)
WiMAX 約9時間40分 約9時間30分
WiMAX 2+ 約10時間50分 約9時間
au 4G LTE 約10時間 約9時間10分

 

設定変更などの操作は2.4インチのカラータッチパネルで行います。HWD14(左)と比べ、デザインもシンプルで分かりやすくなりました。
実際に使ったデータ量もトップ画面に表示されるので、いつでもデータ量を把握できます。

HWD14では対応してなかった専用クレードルにも対応しています。クレードルにセットすると横メニューに切り替わり、時計の常時表示も可能です。
※専用クレードルは別売りです。

クレードル裏面にはEthernetポートもあるので、外出先ではモバイルルーターとして、自宅ではホームルーターとして利用できます。

どのくらいのスピードが出る?

では、実際にどれくらいのスピードがでるのでしょうか。Speedtest.netのアプリを使用し、3回測定した平均値を出してみました。

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なお、速度は測定環境に大きく左右されますので、あくまで参考値としてお考えください。

下り平均速度 上り平均速度
WiMAX HWD14 4.67Mbps 3.24Mbps
HWD15 6.50Mbps 4.17Mbps

 
平日の日中に代々木のオクトバ編集部でのWiMAXの通信速度です。WiMAXハイパワーに対応しているHWD15のほうが速度が出ています。
ちなみにWiMAXハイパワーとは、WiMAXの送受信能力が向上したもので、電波の弱い場所でもより快適に繋がります。
WiMAXハイパワーとは何ですか? | UQ WiMAX|超高速モバイルインターネットWiMAX2+
 
続いてはWiMAX 2+で測定してみました。

平日の日中の代々木に加え、土曜日夕方に新宿・池袋で測定してみました。

下り平均速度 上り平均速度
WiMAX 2+ HWD15 代々木 36.09Mbps 7.31Mbps
新宿 15.77Mbps 7.54Mbps
池袋 12.41Mbps 7.40Mbps

 
代々木ではコンスタントに30Mbpsを超えましたが、新宿・池袋は土曜日ということもあって周囲に人も多かったせいか、代々木ほどの速度は出ませんでした。

それでも、山手線移動中でも10Mbps以上の速度が出ていたので、走行中でも動画が途切れることなく視聴できました。

安心の4G LTEにも対応

実家への帰省や、旅行・アウトドアなど、WiMAX 2+がエリア化されていない場所で使うシーンもあるかと思いますが、HWD15はau 4G LTE(800MHz/1.5GHz)にも対応しているので安心です。

HWD15は以下の3つのモードで使用でき、モード切り替えはタッチパネルで簡単に切り替えることができます。
「ハイスピードモード」「ハイスピードプラスエリアモード」ではWiMAX 2+に優先的に繋がるようになっています。「WiMAX 2+固定」や「au 4G LTE固定」にすることはできません。

WiMAX WiMAX 2+ au 4G LTE
最大通信速度(下り) 40Mbps 110Mbps 75Mbps
ノーリミットモード
ハイスピードモード
ハイスピードプラスエリアモード

 
ただし、au 4G LTEが使える「ハイスピードプラスエリアモード」を利用する際、「オプション料」と「速度制限」の注意点があります。ハイスピードプラスエリアモードをオンにすると、その月はLTEオプション料(1,005円/月)が発生します。モード切り替えの際に注意画面(確認画面)が表示されます。
 
速度制限ですが、「WiMAX」は速度制限なし、ハイスピードモードの「WiMAX 2+」については課金開始月から最大25ヶ月間は速度制限を実施しません。
ただし、auの回線を使うハイスピードプラスエリアモードで通信速度制限(月間7GB超)を実施しています。速度制限適用後は、ハイスピードモードの「WiMAX 2+」でもその制限の対象となるので注意が必要です。
 
通信速度制限の詳細については、UQコミュニケーションズ公式サイトでご確認ください。
選べる3つの通信モード|UQ WiMAX|超高速モバイルインターネットWiMAX2+
 
なお、通信速度制限がかかった場合でも、「ノーリミットモード」(WiMAX)であれば速度制限なく利用できます。また、全国のWi-Fiスポット「UQ Wi-Fiプレミアム」も無料で利用することができます。こちらは通信量にはカウントされないので、外出先ではぜひ利用したいですね。

UQ Wi-Fiに加えWi2公衆無線LANエリアも利用できる「UQ Wi-Fiプレミアム」7月25日サービス開始 | オクトバ

去年の10月のサービス開始時からWiMAX 2+を使っていますが、都内周辺では日に日にエリアが広がっていることを実感しています。auからもWiMAX 2+対応スマートフォンが続々発売されているのでWiMAX 2+ユーザー数も増えていますが、UQコミュニケーションズの担当者さん曰く「全力でエリア整備している」とのことですので、今後のWiMAX 2+エリア展開にも期待したいですね。

3つのモードで使える「Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ HWD15」、夏休みや秋の行楽シーズンでも大活躍しそうです。

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