米Appleが「iPhone」新モデル「iPhone 6」と「iPhone 6 Plus」を発表した。前者は4.7インチ、後者は5.5インチのディスプレイを採用し、iPhone 5世代からさらなるサイズアップを果たしている。また、ソニーはレンズスタイルカメラの新モデル「ILCE-QX1」と「DSC-QX30」を発表した。前者はAPS-Cサイズのセンサーを搭載し、レンズ交換式タイプとなっている。
【iPhone 6とiPhone 6 Plus】
iPhone 6とiPhone 6 Plus
米Appleは米国時間9日にiPhone 6とiPhone 6 Plusを発表した。今回は2サイズ構成で、4.7インチディスプレイ搭載モデルと5.5インチモデル搭載モデルのラインナップになる。長くコンパクトサイズを維持してきたiPhoneがそのコンパクト性を捨てて、大型化が進むAndroidスマートフォン勢と同じサイズ帯に入ってきたことになる。それが吉と出るか凶と出るかは様子を見てみないとわからないだろう。
解像度はiPhone 6が1,334×750ドット、iPhone 6 Plusが1,920×1,080ドット。
iPhone 5sからの進化点はプロセッサの高速化、連続駆動時間の伸び、対応ネットワークの強化、カメラ機能の強化、NFCの搭載などだ。カメラについては、iPhone 6 Plusでは光学式手ブレ補正機能も搭載される。
また、ストレージ容量は32GBモデルがなくなり、16GB、64GB、128GBの構成になる。
【ソニー、レンズスタイルカメラ新モデル】
ソニーはレンズスタイルカメラの新モデルILCE-QX1とDSC-QX30を発表した。発売日は10月10日だ。現行モデルの「DSC-QX100」と「DSC-QX10」とあわせて4つのラインナップ構成になる。しかも、ILCE-QX1は、Eマウントのレンズ交換式となっている。レンズ資産を持っている方には非常に魅力的な製品になりそうだ。また、まだレンズを持っていない方にとっても、今後レンズを揃えていく楽しみや、デジタル一眼との使い分けなどの利便性もあるので魅力的だろう。
ILCE-QX1
レンズスタイルカメラはレンズ、CMOSセンサー、画像処理エンジンなどカメラのほぼ全ての機能をレンズ型のボディに収納した製品で、いわゆる画面だけがない状態だ。画面はスマートフォンのディスプレイを使う形だ。
単体でも写真撮影はできるが、基本的にはスマートフォンに固定し、スマートフォンとWi-Fi接続して使う。
ILCE-QX1にはボディ単品とパワーズームレンズキットが用意され、レンズキットには「PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS」が付属する。ソニーのデジタル一眼のユーザーであれば既に他のレンズを持っているかもしれないので、それらを使っての撮影も可能だ。デジタル一眼クラスの写真をスマートフォンとの連携で手軽に撮れるのは魅力的だ。
一方のDSC-QX30は従来モデルと同じくレンズ一体型。24mmから720mmまでの撮影ができるので、かなり利用シーンが幅広い。光学式手ブレ補正機能も搭載している。また、動画撮影時の手ブレ補正「アクティブモード」も搭載している。センサーサイズは1/2.3型で、有効画素数は約2,040万画素。
DSC-QX30
【日本通信、SIMフリーのLTE対応ルーターを発売】
日本通信は12日、LTE対応のモバイルWi-Fiルーターを発売した。NTTドコモ(以下、ドコモ)のXi/FOMAネットワークに対応し、下り最大100Mbps、上り最大50Mbpsでの利用が可能だ。
バッテリー容量は2,100mAhで、連続通信時間はLTEで約7時間、3Gで約8時間、本体のサイズは約79×89×17mm、重さ約90g。
通信サービス「b-mobile 4G WiFi3 7GB」とのセット販売になり、通信費含めた料金は月額3,218円。端末代は2年間の分割で、月額988円が含まれている形になるので、2年間で完済後の通信費は2,230円になる。
この通信サービスでは、月々7GBまで速度制限なくデータ通信ができ、それを超えた場合は速度が当該月末まで200kbpsに制限される。
【ドコモ、使い切れなかったデータ量の繰り越しが可能に】
ドコモは新料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」において、10月1日から「パケットくりこし」を導入する。
これにより、10月以降は、使い切れなかったデータ通信量を翌月に繰り越すことが可能になる。例えば、毎月2GBまで速度制限なく利用できる「データSパック」を契約している場合、10月に900MBしか使わなかった場合は、余りのうち1GBを翌月の11月に繰り越し、11月は3GBまで利用できることになる。
繰り越せるデータ量は1GB単位なので、残念ながら1GB未満は繰り越せないことになってしまうが、現状よりもいい環境になることは確かだろう。
また、速度制限が掛かった時に制限を解除できる追加購入データについても、利用期間が延長される。現行では購入月の末日までだが、10月1日以降は翌月末までに延長される。
【au 4G LTE、受信最大150Mbps対応基地局が1万局を突破】
KDDI、沖縄セルラーは9月10日時点で「4G LTE」において受信時最大150Mbpsに対応した基地局の稼働数が1万局を突破したことを明らかにした。受信時最大150Mbpsに対応した基地局は、5月に「キャリアアグリゲーション」を導入したタイミングで、急速に拡大し始めた。キャリアアグリゲーション導入時は約2,500局だったが、それから短期間で1万局にまで拡大した。
今後も拡大傾向が続き、12月には約2万局にまで達する予定。
iPhoneの新モデルが発表され、9月19日に日本でも発売されます。スティーブ・ジョブズ氏が亡くなってからはサイズアップを続けるiPhoneですが、この動きを市場、そしてユーザーがどう捉えるのかが気になるところです。Androidスマートフォンの場合はメーカーによって、機種によってコンパクトモデルを選択することができますが、iPhoneの場合は新機種を使いたい場合はiPhone 6とiPhone 6 Plusからの選択しかできないので、どちらが売れるのかも注目です。
GAPSISがお伝えしました。次回もお楽しみに!