東京地裁は10月9日、「自分の名前を検索すると、犯罪に関わっているかのような検索結果が出てくるのはプライバシー侵害だ」として、日本人男性が米Googleに対し検索結果の削除を求めていた仮処分申請で、同社に検索結果の一部の削除を命じる決定を出した、と朝日新聞が報じています。
また、専門家によるコメントでは、検索サイトに検索結果の削除を求める司法判断は国内で初めてではないか、としています。
プライバシーの侵害を認める
関述之裁判官は9日、男性の訴えを認め、男性が求めた237件のうち、著しい損害を与えるおそれがある約半数の122件について、検索結果それぞれの「表題」とその下に表示される「内容の抜粋」の削除を命じる決定を出した。―朝日新聞DIGITAL引用
最近では入試・就職などの際、対象者の名前をGoogleで検索し、素性を調べるという事も行われていると聞きます。同姓同名というだけで、もしくは誰かの故意によって不当な評価を受ける場合もあるようです。今回の判例はそんな方々の希望となるかもしれません。
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