洗練されたデザインと機能性で海外市場で高い評価を受けるスマートウォッチブランド「MYKRONOZ(マイクロノス)」の最新モデルが先月末より日本でも発売開始しています。
・日本初上陸のスマートウォッチブランド「MYKRONOZ(マイクロノス)」!ファッション性の高い4製品を発表! | オクトバ
今回、発売された4機種のうち、「ZeWatch2」と「ZeFit」の2機種をお借りすることができましたので、使用感などレビューしていきたいと思います。
どちらも同じようにプラスチックのケースの中に入れられ、台座に固定されています。うまくディスプレイされているのでそのまま飾っておきたい雰囲気です。
ZeWatch2は時計表示のほか、通知や通話、音楽再生に対応した多機能なスマートウォッチです。
左右それぞれに2つずつのボタンが付いています。メインのディスプレイ点灯は右下の赤いボタン。左側の緑のボタンは音声操作の開始です。
201410/15修正:赤緑どちらを押してもディスプレイは点灯します。また、4つそれぞれのボタンは単押し、長押しなどで複数の機能を持っています。
裏面には技適などのマークのほか、充電用の端子があります。
ZeFitはフィットネス機能に重点を置いたスマートウォッチで、少し縦長の形をしています。画面表示が横向きなのも特徴ですね。ボタンは1つのシンプルな構成です。
裏面にはやはり充電端子が見えています。技適マークはシールで貼られていました。
それぞれ専用の充電クリップが付属しているので、USBで繋いで充電します。充電時間は1時間半から2時間程度です。1回の充電で3日ほどは使えます。
ZeWatch2とスマホを連携させ、データを表示するために専用のアプリをインストールします。
ZeWatch2 無料 |
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まずはユーザー登録をします。
Bluetoothで接続します。
本体の左上のボタンを押し続けます。
ペアリングが完了すると、ディスプレイにスマホのマークが付きます。なんらかの拍子にこれが消えてしまったら、同じように左上ボタンを押し続けてペアリングし直します。
同様に、ZeFitもアプリからセットアップを行います。
ZeFit 無料 |
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アプリは製品ごとに別々になっており、1つのアプリで複数の端末を扱ったり、データを統合することはできません。また、ZeWatch2は日本語化されていますが、ZeFitは英語表示となります。
2台ともセットアップが完了しました。
どちらの端末も歩数や距離、睡眠時間などを記録し、それをスマホに転送してチェックすることができます。
睡眠時間は深い眠りと浅い眠り、さらに途中で起きてしまったのも記録してくれます。ただし、この睡眠を記録するには「睡眠モード」に手動で切り替えなくてはなりません。
歩数や距離は時間ごとや日ごとといった単位のグラフで見ることができます。
私の場合、9時台と19時台に一番歩いていますが、これは通勤ですね。その間はほとんど歩いていません。
アラームもセットできます。これは指定した時刻になると端末が震えてくれるので、音だけよりも目覚めやすいです。
ZeFitのアプリは日本語化されていませんが、内容はZeWatch2とほぼ同じです。英語力はほとんど必要ありません。
約1週間、この2つのスマートウォッチを左腕に同時に付けて生活してみました。それぞれの気づいた点などを箇条書きにしてみます。ちなみに、個人的にソニーのSmartBandも使用しているので、この期間は3つのライフログ系ガジェットを身につけていました。
2つに共通すること
- スマートウォッチとしてのデザインは良い部類に入る。四角い野暮ったさがない。
- ただしパッと見の見た目よりもディスプレイは小さい。
- バッテリー残量はディスプレイにアイコン表示されるがわかりにくく、ディスプレイを見る機会が少ないと気づかない。(アプリでは数字のパーセント表示で確認できる)
- 端末のデータをアプリに転送するのは手動。アプリから更新ボタンを押さなければならないのが面倒。
- アプリ自体がまだこなれていなく、画面遷移など今後に期待。
- ライフログ系ガジェットとして考えると、すぐに今の値を確認できるディスプレイは便利。
ZeWatch2について
- ディスプレイを点灯させてから消えるまでが早い。
- バッテリーはもって3日くらい。月曜の昼に充電し、水曜の夜にバッテリー切れ。
- 多機能なのはいいが、ボタンとそれに当てはまる機能が多くて、覚えるまでが難しい。
ZeFitについて
- 横向き表示は案外見やすい。
- バッテリーは3日以上はもつ。がやはり残量がわかりにくい。
- ボタンが1つで、操作がシンプルなのはいい。
全体的に厳しい評価となってしまいました。端末自体はいいのにアプリの操作性で評価を落としているように思えます。この辺りはアップデートでの改善も見込めると思うので、今後に期待したいところです。
スマートウォッチとしてスマホと連携してうまく使いたいのであればZeWatch2を、ライフログのツールとして使いたいのであればZeFitと、それぞれ用途による選択は難しくありません。また、価格についても、同様の機能を持った他社の製品に比べお求めやすいものとなっているので、スマートウォッチを体験してみたいという方の最初の1つとしてもいいかもしれません。
・MyKronoz – The Smartwatch designed in Switzerland – More than time
・加賀ハイテック株式会社