傘を広げ風に舞い、少年は空をとぶ。
『el』は傘で空をとぶ少年を操り、進んでいくアクションゲームです。アプリ内に言葉はほとんど存在せず、最低限の説明のみです。代わりに語るのは音楽とグラフィック。童話のようで、少し物悲しげなこの世界、そして雰囲気、これは一度は体験していただきたいアプリです。
主人公である彼は断崖の牢獄で目覚めます。
外に出ると、どこからとも無く傘が舞い降りてきます。
この傘を持ち、風に乗って、彼の行くあてもない空の旅が始まります。
主な操作は2種類あります。
画面をタップし続けると傘を広げ、空を浮遊します。ただし時間制限があり、左上の傘マークが無くなってしまうと飛べなくなります。これはステージ上の羽を拾うと回復していきます。
傘を広げている状態で横にフリックすると風が吹き、フリックした方向に移動します。
この2つの操作と、指を離して傘を閉じ降りていく動作を組み合わせ、ステージ上の障害物を避けていきます。
難易度はEasyからHardまで3段階で選べるので、単にEasyでクリアするだけならそう難しくはありません。ただノーミスで…となると、かなり難しいと思います。
ステージによっては、最初や最後に物語が進みます。
とは言ってもそこに言葉はありません。絵だけを見て、そのストーリーを想像してみてください。
時には女の子を連れて、夜の街を一緒に飛ぶこともあります。
時にはミサイルが飛び交う戦争地帯を飛ぶこともあります。
言葉はなくても、物語は伝わってきます。
空の旅の末に、彼は何を見るのでしょうか。
本アプリはGoogle Playゲームに対応しています。一度Easyでクリアして付いた実績が「白い鳩」、そして意味深な「結末は変わらない。だが意味は変わる。」の文字。
これはかなり気になります…！
影絵風のグラフィックも雰囲気あっていいのですが、流れる音楽がまた雰囲気にあっていてすばらしいです。
最初の結末は驚きのものでしたが、そこから再び最初に戻ってプレイしてみると、また新たな発見があるはずです。ここで書いてしまってはネタバレになってしまうので書けませんが、ぜひとも一度はクリアしてみてほしいです。