中国の携帯電話メーカーOPPOは、世界最薄となる厚さ4.85mmの「OPPO R5」と、回転式カメラを備えた「OPPO N3」の2機種のスマートフォンを発表しました。
どちらも5.5インチFHD(1920*1280)ディスプレイとAndroid4.4をベースにしたColorOS 2.0を搭載しています。
「OPPO R5」は世界最薄となる、4.85mmという極端な薄さが特徴のスマートフォンです。
他のスマートフォンと比較すると、「Xperia Z3」が7.3mm、「Nexus 6」が10.06mm、「iPhone 6」6.9mm、「iPhone 6 Plus」7.1mmと、その圧倒的な薄さが目立ちます。
画面サイズは5.5インチでFHD(1920*1280)有機ELディスプレイを搭載。広い視野角も特徴の一つです。
その他の特徴としては、1.5GHz Qualcomm Snapdragon 615 Octa-Core (MSM8939)、背面に13MピクセルSony Exmor IMX214 BSIのカメラ、30fpsでの4K動画撮影が可能、USBオーディオにも対応しています。
その薄さの代償か、バッテリーは2,000mAhしかなく、最近のスマートフォンとしてはかなり少ない方です。また、薄ければ持ちやすいというわけでもないと思うので、実際の使い勝手は未知数です。個人的には、主流のナビゲーションバーを採用していないところに好感を持ちました。
OS | ColorOS 2.0(Android 4.4ベース) |
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プロセッサー | 1.5GHz Qualcomm Snapdragon 615 Octa-Core (MSM8939) |
RAM | 2GB |
ストレージ | 16GB |
バッテリー | 2000 mAh |
画面サイズ | 5.5インチFHD有機EL(1920*1280)、423PPI |
本体サイズ | 148.9×74.5×4.85mm |
質量 | 155g |
対応バンド | GSM850/900/1800/1900 WCDMA850/900/1700/1900/2100 FDD-LTE B1/3/4/7/8/17/20/28-a/28-b TD-LTE B40 |
SIM | Micro SIM |
「OPPO N3」は端末上部に回転式のカメラを備えており、一つのカメラで通常の撮影もいわゆる自撮りも可能なスマートフォンです。
一般的なスマートフォンでは、インカメラはメインカメラよりもスペックの低いものが使用されますが、この機構により自撮りも高画質で撮影する事が可能です。
端末下部には淡い光で通知を知らせる「Skyline Notification 2.0」が搭載されており、見た目にも楽しめるスマートフォンです。こちらも「OPPO R5」同様ナビゲーションバーは採用されていません。
また、背面には指紋認証センサーを搭載。ロックの解除ができる他、指を上下にスライドする事で画面のスクロールも可能です。
その他の特徴は、2.3GHz Qualcomm Snapdragon 801 Quad-Core (MSM8974AA)搭載、nanoSIM及びmicroSIMのデュアルSIM対応、128GBのmicroSDカードを使用する事ができます。
非常に面白いギミックを多数搭載したスマートフォンです。海外でも自撮り(セルフィー)が流行っているようなので、それをターゲットとした製品でしょうか。
「OPPO R5」「OPPO N3」どちらも魅力的な端末ですが、日本国内での販売はないと思われます。かつてのガラケー的な面白さがあり、需要はあると思うのですが…残念です。
OS | ColorOS 2.0(Android 4.4ベース) |
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プロセッサー | 2.3GHz Qualcomm Snapdragon 801 Quad-Core (MSM8974AA) |
RAM | 2GB |
ストレージ | 32GB(128GBまでのmicroSDカードに対応) |
バッテリー | 3000 mAh |
画面サイズ | 5.5インチFHD(1920*1280)、TFT、403PPI |
本体サイズ | 161.2×77×8.7 mm |
質量 | 192g |
対応バンド | GSM850/900/1800/1900 WCDMA850/900/1700/1900/2100 FDD-LTE B1/3/4/7/8/17/20/28-a/28-b TD-LTE B40 |
SIM | デュアルSIM対応(Micro SIM + Nano SIM) |