『Inbox by Gmail』はGoogleのGmailチームが新たに作り出したメールサービス「Inbox」のスマホ用アプリです。Gmailとはまた別のメールアプリとしてリリースされており、単なるメールアプリではなくプラスアルファのなにかを持ったアプリとなっています。
これまでのメールアプリとは、少し考え方を変えて使わないといけないかもしれません。
起動直後のメール一覧画面です。
マテリアルデザインで、全体的にスッキリとした印象を受けます。
リストはほぼ時間順に並んでいますが、メールの受信時刻は表示されず「今日」「昨日」といったアバウトな仕分けでのみ区切られています。
リストは右にスワイプすると「Done」されます。これはGメールでいうアーカイブです。
左にスワイプするとスヌーズ機能です。
該当メールをその日の夜や翌日などにもう一度受信するようにできます。
こういった、リスト部分を左右のスワイプで操作するやり方は最近のメールアプリではよく見られる形式です。
メールに画像が添付されていたり動画が埋め込まれていると、そのサムネイルがリストにも表示されます。画像はタップすればその場でプレビューできますし、Youtubeの場合はリンクを開くアプリを選ぶことができます。
Inboxでは従来のGmailでの「ラベル」に似た「Bundle」というものがあります。最初から「Promos」や「Travel」といったものが用意されており、関係するメールが自動的に仕分けられます。
これらに属するメールはリストには1件ずつでは表示されず、Bundleでまとめて表示されます。広告メールも1つにまとまるので、そういったメールで重要なメールが埋まってしまうことはなくなりそうです。
メールを開くと上部にいくつかの機能のボタンがあります。
ピン留めを使うと、そのメールにちょっとしたコメントを付けてピンでマークすることができます。ピン留めしたメールは、トップ画面から切り替えてその一覧を表示することができます。Gmailで言うスターのような機能です。
新規メール作成は右下の赤く丸いボタンからです。直近にメールを送った相手が表示されるほか、ここからリマインダーを作成することもできます。
メールとリマインダー、一見まったく違うもののようですが、やるべきことはメールで連絡があることが多いですし、それをスヌーズであとから知らせるのも、リマインダーにセットするのも、同じようなことなのかもしれませんね。
使ってみるとわかるのですが、普通のGmailとはやや感覚が違う使い方になると思います。メールの仕分けなどはアプリ側で行ってくれますし、これまでよりも大雑把に使うことができそうです。
普通のGmailとは独立して使うことができますので、自分の使い方がGmailとInboxのどちらに合っているのか、ぜひ使って試してみてください。