遊泳少女 ( Flying a girl ) : 爽快な浮遊感を味わ…えない!不気味…これ不気味過ぎる!

時折テレビなどで見られる、無重力空間をふわふわと漂う宇宙飛行士。とても気持ちよさそうに見えます。あんな体験、一度はしてみたいですよね。
『遊泳少女 ( Flying a girl ) 』は、そんな浮遊感を味わえるアプリ…と、思っていました。アプリを起動するまでは…。

ふわりふわふわと浮く少女

アプリを起動すると、あぁ、何でしょう。この違和感。得も知れぬ不安感が全身を襲います。惑星のような物を背景に、虚空を見つめるセーラー服少女。光り輝く『遊泳少女 ( Flying a girl ) 』のロゴ。このメタリック感が90年代を思わせます。

わけも分からず「Flying mode」を選択し、ゲームが始まった瞬間、その不安感はより一層濃くなります。目に優しくないライムグリーンと黒のブロックチェックで彩られた部屋の中央に、横たわるセーラー服姿の少女。操作説明は一切なく、少女はふわふわと力無く浮かび上がります。

タップしてもスワイプしても何も起きず、少女は中空を漂うだけ。左上のカウンターが意味深に減っていきます。
と、その時。少女が僅かに動き、身体を翻しました。ちょうど正面を向いたその顔に生気はなく、手足はゴムのようにダラリと垂れ下がります。どうやら「少女をタップ」→「押しっぱなしでスワイプ」で、操作できるようです。

見かけによらず難しい

やっとの思いで部屋から出る事に成功しましたが、操作はかなりシビアです。一度指を離すと再度「少女をタップ」→「スワイプ」の工程を踏まなければなりません。
しかも、操作する指と少女は紐で繋がっているイメージで、最初に長押しした箇所が起点となって引っ張られるので、場所によっては上手くバランスがとれません。

そうこうしている間に、あっという間に制限時間が過ぎ、ゲームオーバー。無理もありません。ルールがよく分からないのですから。

何度チャレンジしてみても、途中でゲームオーバーになってしまいます。「そもそもゴールなんてあるのだろうか…?」という疑念が浮かび始めた12回目…。

様々な障害を乗り越え…

見えてきたのは、またしても目に優しくないライムグリーンと黒のブロックチェック。そして…

遂にゴールする事ができました!コース中に散らばるコインのような物を取ると、時間が延びるので出来るだけ多く取るように進んでください。

自由気ままに浮遊体験

もう一つの「Time Attack」は、画面中に置かれたコイン(?)を如何に早く取り切るか、というものです。障害物もないので、思う存分浮遊感を味わってください。少女は人間には不可能な動きで応えてくれるはずです。

最後に、プレイ動画も用意したのでこちらもご覧ください。

【OCTOBA】AndroidApp『遊泳少女 ( Flying a girl )』 |YouTube

少女の何とも言えない表情と、ある種猟奇的な動きを楽しむゲームです。ゲームの難易度としてはかなり高く、浮遊感を楽しむ暇なんてありません。好き嫌い分かれる不気味なアプリかもしれませんが、ネタ的にはかなりポイント高いのではないでしょうか。