ヤマハ ソフトウェアは11月20日、3年ぶりとなるVOCALOIDの新バージョン「VOCALOID4」を発表しました。
発表された製品群は「VOCALOID4 Editor」「VOCALOID4 Editor for Cubase」「VOCALOID4 Library VY1V4」の3つで、12月下旬頃の発売を予定。価格はオープンプライスとなっています。
新機能として「VOCALOID4 Editor」では、声を激しく震わせて唸るような歌声表現を可能にする「グロウル機能」を搭載。ブルースやロックなどをはじめ、喉を震わせるような歌唱表現が求められる場面で活躍します。
また、2つの歌声ライブラリをブレンドできる「クロスシンセシス機能」は、2つの歌声ライブラリをブレンドして、新たな音色を作り出すことができる機能です。例えば、優しい声からパワフルな声への変化などを滑らかにつけることが可能。
「ピッチレンダリング機能」ではピッチ変化などを視覚的にわかりやすく表示する事ができます。
「VOCALOID4 Editor for Cubase」「VOCALOID4 Library VY1V4」については下記URLを参照してください。
今回の新製品の発売にあたって、「VOCALOID3」ユーザーが手軽にバージョンアップを行えるように「VOCALOID4 アップグレードキャンペーン」も合わせて実施されます。
「VOCALOID3 Editor(SE)」「VOCALOID Editor for Cubase(NEO)」「VOCALOID3 Library VY1V3(SE/NEO)」を購入したユーザーは、「VOCALOID4 Editor」、「VOCALOID4 Editor for Cubase」もしくは「VOCALOID4 Library VY1V4」を、公式オンラインサイト「VOCALOID STORE」にて5,400円(税込)で購入できるとの事です。
また、VOCALOIDを使用した「キャラクター・ボーカル・シリーズ」を販売するクリプトンは、同じく11月20日にバイリンガル・シンガー『巡音ルカ V4X』の発売を発表し、同日から予約受付を開始しています。発売時期は2015年2月下旬頃、価格は公式サイトWEB価格で税込17,280円です。
こちらも「初音ミク V3」などのユーザーを対象にした優待販売(税込12,960円)を行っています。
・『巡音ルカ V4X』機能紹介デモムービー|YouTube
今や知らない人はいないと言っても過言ではない程に浸透したVOCALOID待望の新バージョンです。一昔前と比べたら、現在でも十分表情豊かな歌声を聴かせてくれていますが、この「VOCALOID4」よって更に表現は広がるのではないでしょうか。
・3年ぶりとなる「VOCALOID™」の新バージョン『VOCALOID4』が登場|ヤマハ
・VOCALOID公式サイト
・巡音ルカV4X|クリプトン