毎月電話料金と一緒に支払っている「ユニバーサルサービス料」が2015年1月より改定されます。2014年12月までは3円/月ですが、1月からは2円/月となります。
一般社団法人電気通信事業者協会(TCA)は、ユニバーサルサービス制度に係る交付金の額などについて総務大臣に認可申請をしていましたが、昨日11月26日付けで認可されました。
詳細な計算式はTCAの公式サイトで公開されていますが、必要な額を固定電話や携帯電話の回線数で割ると、1番号あたり2.057298093円(整数未満四捨五入)となります。
「ユニバーサルサービス料」とは、NTT東日本・西日本によるユニバーサルサービス(※)の維持必要な費用を電話会社全体で負担する仕組みです。電話会社が直接負担するか、利用者に負担を求めるかは事業者により異なりますが、多くの事業者がその負担を利用者に転嫁しています。
※…電気通信事業法で「国民生活に不可欠であり、あまねく日本全国における提供が確保されるべき」とされているサービスで、離島や山間部といった不採算地域の維持など、加入電話、公衆電話および緊急通報が該当します。
ユニバーサルサービス料の推移は総務省のウェブサイトで公開されています。平成18年度は1番号あたり7円/月でしたが、平成22年度あたりから徐々に下がってきています。
・ユニバーサルサービス(基礎的電気通信役務)制度に係る交付金の額及び交付方法の認可並びに負担金の額及び徴収方法の認可について|TCA(PDF)
・報道発表資料 : 「ユニバーサルサービス料」の改定について | NTTドコモ
・「ユニバーサルサービス料」の改定について | KDDI株式会社
・「ユニバーサルサービス料」の改定について | ソフトバンク
・「ユニバーサルサービス料」の改定について|ワイモバイル株式会社
・「ユニバーサルサービス料」の改定について | UQ WiMAX