ソニーとWiLは12月12日、スマートロック製品の開発・製造・販売及び、その運営サービスを提供する合弁会社設立の契約を締結しました。この新会社「Qrio株式会社」によるスマートロック「Qrio Smart Lock」がクラウドファウンディングサイトのMAKUAKEにて発表され、先行販売受付を開始しています。
スマートロックというのは、その名が示す通りスマートフォンで施錠や解錠が可能な鍵のことです。普通の鍵を使わずにスマートフォンからの操作で開け閉めできるとは、なんとも未来感ありますね。
「Qrio Smart Lock」の大きな特徴の1つは鍵を「シェア」できること。物理的な鍵ではないので、メッセージアプリなどを通して鍵を渡すことができます。
シェアした鍵はずっと使えるわけではなく、指定した人・時間のみに限ることもできるようです。
「Qrio Smart Lock」はドアの内側に取り付けます。ドライバーなどは使わず、既存の鍵の上に被せる形で使用するため、賃貸住宅でも使うことができますし、今の鍵をそのまま使うこともできます。
もともとあるサムターンを、Qrio Smart Lockを操作して回す、というイメージですね。
できるだけコンパクトにし、できるだけたくさんのドアに設置できるようにデザインも工夫されています。なによりスマートロックの名に恥じないカッコよさがありますよね。
心配なのは電池ですが、ここもちゃんと工夫されています。本体には4本の電池を入れ、そのうち2本ずつ使うことになります。片方のペアが電池切れでも予備電池に自動的に切り替わり、アプリからの通知や、インジケーターの光で交換のタイミングを知らせます。
電池2本で500日以上使用可能ということなので、よっぽどのことがない限り4本全部電池切れ、ということは無さそうです。
利用の仕方についてはいろいろあると思いますが、鍵を忘れてしまった場合や、普段は鍵を持ち歩かない家族が自分とは別に帰宅した時など便利そうです。シェアハウスで利用すれば、人が入れ替わるたびに鍵を交換する必要もなくなりますね。
Qrio Smart Lockは現在、クラウドファウンディングサイトのMAKUAKEにて先行販売の受付を開始しています。今なら通常は15,000円(税抜)のところを、20%オフの12,000円(税抜)にて購入することができます。
配送時期は2015年5月予定となっています。
サイズ: 長さ111mm 幅55mm 高さ63.5mm
重さ: 332g(電池を含む)
素材: アルミ、ABS樹脂等
対応予定OS: iOS 7以上、Android 4.4以上
通信: Bluetooth 4.0 Low Energy (BLE)
付属品等: 本体、電池(CR123A)x4、粘着シート、取り付け位置決めガイド、取扱説明書
・Sony Japan | ニュースリリース | WiLとソニー、スマートロック事業を行う合弁会社を設立
・世界最小!「Qrio Smart Lock」で世界中の鍵をスマートに | クラウドファンディング - Makuake(マクアケ)