auから初のFirefox OS搭載スマートフォン「Fx0」が発表!先行発売は25日から!

KDDIは12月23日、都内の発表会において国内通信事業者としては初となるFirefox OS搭載のスマートフォン「Fx0」を発表しました。
auオンラインショップと直営店では12月25日から、その他のauショップ等では1月6日より順次発売となります。

Firefox OSを搭載

Fx0はOSに「Firefox OS」を搭載しています。これはブラウザのFirefoxなどを手がけるMozillaが開発するOSで、これまでも「第3のOS」としてたびたび話題に上がっていました。日本でも7月末に開発者向け端末として「Flame」が発売されましたが、一般向けとしてキャリアから発売されるのはFx0が初になります。

一般向け、と書きましたが、発表会で田中社長は「ギーク向け」と述べており、「ビジネスは考えないで作っている」とも言っています。

オープンな精神を表現したスケルトンボディ

ギーク向け、といい、楽しんで作ったというFx0は、その見た目からしてインパクトがあります。
透明なポリカーボネート越しに各種パーツが透けて見えるデザインはプロダクトデザイナー吉岡徳仁氏によるもので、Firefox OSのオープンな精神も表現しています。

透明だけではなく、暗いところで画面以外のところも光るようです。

各パーツにもこだわっており、ホームボタンはFirefoxのロゴが入った特別製。透けて見える中身のネジも特別製となっており、これらのこだわりのおかげで、各店舗に置くモック(動かない見本)が作成できず、すべて実機を展示するとのことです。

ツナガルWeb-cast

Fx0にはWebサーバー機能が標準搭載されており、様々なデバイスと連携することが可能です。またFx0同士をタッチするだけで簡単にWi-Fiによるローカルネットワークを形成することができ、ローカルネットワーク内のデータ共有が簡単になります。

ロック画面を自分で開発

端末のロック画面を自分で作成することができるアプリ「Framin」では、インターネット上の情報や「Fx0」に搭載されたセンサーを組み合わせることで自由自在にロック画面を作成できます。これはプログラミングの知識がそれほどなくても作成可能とのことです。

初のハイスペック端末

Fx0のスペックは1.2GHzクアッドコアCPU、RAM1.5GB、ディスプレイは約4.7インチ IPS液晶 HD(1280×720)、そしてFirefox OSスマートフォンとしては初めて高速データ通信サービス「4G LTE」に対応しています。

Firefox OSの端末はこれまで低いスペックのものが多く、低価格で販売する方針でしたが、今回のFx0は初めてのハイスペックモデルとなります。

オンラインショップで先行販売

発売日はauオンラインショップと直営店では12月25日から、その他のauショップ等では1月6日より順次発売となっています。

価格は一括だと49,680円で、24ヶ月の分割で毎月割ありの場合、実質負担額は29,160円となります。料金プランについても、新規とMNPでは基本使用料が2年間無料になる「Fx0おトク割」が適用され、データ定額についてもFx0だけの「LTEフラット cp」となり、月々3,800円からとなっています。詳しくはauのサイトをご覧ください。

主な仕様
OS Firefox OS 2.0
CPU Qualcomm® Snapdragon 400, 1.2GHz(クアッドコア)
メモリ 1.5GB
ストレージ 16GB
ディスプレイ 約 4.7インチ IPS HD(1280×720ドット)
カメラ メイン:約 800万画素・CMOS
サブ:約 210万画素・CMOS
バッテリー 2370 mAh
大きさ 約W70×H139×D10.5 mm
質量 約148g

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