ニュースまとめ:2015年1月3日 ~ 2015年1月9日

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米ラスベガスで6日から世界最大の家電展示会「Internationanl CES 2015」が開催されたことで各国の企業から様々な発表が行われたが、その中からいくつかの話題をピックアップしてお伝えしたい。さらに、アプリ/サービスでも注目の話題があった。

新製品

【ソニーがAndroid TV搭載BRAVIAを発売へ】
ソニーのテレビ事業を展開するソニービジュアルプロダクツはCESで今春以降に順次発売するテレビ「BRAVIA」の新ラインナップについて概要を明らかにした。新ラインナップでは、4Kテレビの全モデルとフルHDモデルの一部機種において、プラットフォームに「Android TV」を採用する。

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BRAVIA新モデル「X9000C」シリーズ。最薄部が約4.9mm

Android TV採用に伴い、BRAVIAのプラットフォームは刷新されることになり、UIなども従来モデルとは変わる。Android TV採用によって、Google Playも利用可能となり、様々なアプリをテレビで楽しむことが可能になる。

さらに、4Kテレビには新しい4KプロセッサX1を導入し、画質向上も図る。

【ASUS ZenFone 2、ZenFone Zoom】
台湾のASUSTeK Computer Inc.はAndroidスマートフォン「ZenFone」シリーズの最新モデル2機種を発表した。「ZenFone 2」と、カメラ特化モデルの「ZenFone Zoom」だ。

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ZenFone 2

ZenFone 2は約5.5インチ・ディスプレイを搭載するモデルで、解像度はフルHDもしくはHDで、解像度やプロセッサ、メモリ容量違いで複数のモデルが用意される。共通仕様はOSがAndroid 5.0、メインカメラが約1,300万画素のセンサー、F値2.0のレンズ、サブカメラが約500万画素、F値2.0の広角85度のレンズを採用することだ。

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ZenFone Zoom

ZenFone Zoomは、ZenFone 2をベースにメインカメラを強化したモデルで、光学3倍ズームのレンズを採用している。光学手ぶれ補正、レーザーオートフォーカスなども搭載する。

【Android/PCストリーミングゲーム機「Rager Forge TV」】
ゲーム周辺機器メーカーのRazerはAndroidを搭載したゲーム機「Rager Forge TV」を発表した。Android 5.0を搭載した小型のゲーム機で、HDMI 1.4出力、有線LAN、Wi-Fi、Bluetooth、USB 3.0ポートなどを搭載する。

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Razer ServalとForge TV

Androidゲームに加え、PCゲームのストリーミングプレイも可能だ。PCゲームのストリーミングの場合は、Razer Forge TVがPCとテレビ間を中継する形で、PCには専用ソフトウェアをインストールする必要がある。

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Servalにはスマートフォンをセットするクリップもある

また、Androidスマートフォンやタブレット、PCでも使えるコントローラー、「Razer Serval」の発表された。このコントローラーはRazer Forge TVのほか、スマホやタブレット、PCでも使えるので、Android/PCゲーマーにはよさそうだ。

【東芝、10W級のワイヤレス給電システムを開発】
東芝は「Qi」規格のLP v1.1を使用した10W級のワイヤレス給電システム用のICを開発したと発表した。充電用ICと送電用ICでそれぞれ量産は6月から始まる。

この10W級システムでは、出力電圧が従来の5V/1Aから7V〜12V/1Aに引き上げられているため、より早い時間でバッテリーを充電することが可能になる。将来的にスマートフォン、タブレットなどのモバイル機器での採用が見込まれる。

新アプリ/サービス

【Andridタブレット向けに「Office」アプリのプレビュー版が一般リリース】

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米MicrosoftはAndroidタブレット向け「Office」アプリのプレビュー版を一般リリースした。リリースされたアプリは「Word」「Excel」「PowerPoint」で、いずれも無料で利用できる。ただし、対象機種はAndroid 4.4以上のOSを搭載し、ディスプレイサイズが7インチから10.1インチのものに限られる。

Microsoft Word Preview
Microsoft Excel Preview
Microsoft PowerPoint Preview

【LINE TAXI】
無料通話・無料メールアプリ「LINE」で新サービス「LINE TAXI」の提供が始まった。このLINE TAXIは、タクシー配車サービスで、LINEアプリからタクシーを呼ぶことができ、降車時の支払いもLINEの決済サービス「LINE Pay」を使って行うことができる。

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LINE TAXIの画面イメージ

電話でオペレーターを介して配車を依頼するのと異なり、アプリから依頼するため、地図を見て場所を指定できることが大きな利点で、土地勘のない場所での利用時には特に便利だろう。さらに、決済もLINE Payを利用するので、降車がスムースになる点も魅力。ただし、支払い方法がLINE Payに限られるので、現金で支払いたい方などには合わないサービスになってしまう。

あとがき

CESでは様々な製品が発表されましたが、個人的に注目したのはソニーがブラビアでAndroid TVを採用することです。Googleのテレビ向けプラットフォームと言えば「Google TV」がありましたが、Google TVは広く普及することなくサポート終了となりました。しかし、今回のAndroid TVは広く普及する期待感を抱かせてくれます。4Kテレビの全ラインナップとフルHDラインナップの一部で採用されるため、おそらく日本でも多くの台数が販売されることでしょう。しかも、他のメーカーも準備をしています。実際にどのような製品として登場するのか楽しみですね。

GAPSISがお伝えしました。次回もお楽しみに!







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