ソニーは2015年1月15日、CES 2015にも出展したハイレゾ対応Walkman「NW-ZX2」を、国内でも発表しました。
「NW-ZX2」は2013年秋に発売された「NW-ZX1」の上位機種に位置づけられた新フラッグシップとなります。発売日は2月14日で価格はオープン。既に予約を開始している店舗もあり、実売価格は12万円～13万円程となっているようです。
「NW-ZX2」は「NW-ZX1」同様ハイレゾ規格に対応したWalkmanで、OSにはAndroid 4.2を採用しています。
「NW-ZX1」からの変更点は高音質かつ高剛性を実現するシャーシ構造、microSDスロットの搭載、Bluetoothの新コーデック「LDAC」の採用、バッテリー駆動時間の大幅アップ、DSD 5.6MHzの対応(PCM変換)などがあります。
左：NW-ZX2 右：NW-ZX1
「NW-ZX1」と比べると本体サイズは一回り大きくなっており、質量も約139gから約235gに増加しています。しかし、バッテリー容量は「NW-ZX1」の約2倍となる1860mAhのものを搭載し、192kHz/24bitのハイレゾ音源再生時で約33時間、MP3 128kbpsで約60時間というDAPとしては脅威的なスタミナとなっています。
また、新コーデック「LDAC」はBluetooth接続でも従来より高音質を楽しめるもので、通信状態によって伝送速度を切替え、最大990kbpsでの伝送が可能です。
この他にも音質面などで様々な強化が加えれており、「NW-ZX2」の注目は高まっています。
「NW-ZX2」発表時、DSDネイティブ再生やバランス出力の非対応でいわゆるオーディオマニアは肩透かしをくらった感がありましたが、予約開始と共に展示された実機の試聴レポを見ていると、意外と好感触なようです。私も近いうちに試聴してきたいと思います。