LINE株式会社は1月29日、2014年通期および10-12月期(Q4)の業績を開示しました。通期での売上高は前年比114%増の大きな伸びで、LINEの月間アクティブユーザー数が1億8,100万人であることも公開されています。
LINEスタンプのうち、ユーザーが制作したスタンプを販売・購入できる「LINE Creators Market」において、2014年5月のサービス開始からの6ヶ月となる2014年11月の時点で、登録クリエイター数は145カ国・27万人を記録しました。また、販売金額上位10位までの平均販売額は3,680万円でした。
現在はスタンプ売上総額の50%をクリエイターに分配されていますが、来月1日より35%にまで削減されます。これについてLINE側は、審査スタッフの追加拡充やカテゴリ追加・審査期間短縮などに必要なシステム開発・運営費用に充当するとしています。
・スタンプの審査・販売状況改善に向けた今後の当社の取り組みおよび制度変更について : LINE Creators Magazine
また、2014年10-12月期のLINE株式会社全体の売上額は261億円(前四半期比10%増、前年同期比78%増)、2014年通期の売上額は863億円(前年通期比114%増)でした。
LINEの月間アクティブユーザーは約1億8,100万人で、トップの3カ国(日本、タイ、台湾)で約9,200万人と約半数を占めています。直近ではトルコで1,000万人ユーザーを突破し、1,000万ユーザーを超える国が計13カ国になりました。
今後は、LINEプラットフォーム展開の中核となるモバイル送金・決済サービス「LINE Pay」やフードデリバリーサービス「LINE WOW」、グローバルでは動画配信サービス「LINE TV」、ショッピングサービス「LINE LUXURY DEAL」事業など、各事業分野においてプラットフォーム基板の強化を行うとしています。