ドラゴンボールZのスマホ最新作が登場です。『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』はスマホのソシャゲによくあるシステムをベースとしながら、アニメやマンガの演出をうまく取り入れたゲームです。
思わずにやりとしてしまう演出の数々は、ドラゴンボール好きならぜひ一度はやってみてほしいと思わせる出来です。
まずは本作の最大の特徴であるバトルの紹介です。
基本的に6人+ゲスト1人のチームを組み、敵と戦います。敵との間には様々な色の「気」が浮いています。手前の5個のうち1つをタップすると同じ色の気を繋いでいき、その数だけ攻撃するキャラが気を溜めます。
3人分の攻撃をセットすると、溜めた気を使っての攻撃が始まります。
この時の画面演出が、もうアニメのドラゴンボールZをそのまま出してきたかのように動きます。いやよく見れば静止画を連続で出しているだけなのですが、瞬間瞬間がアニメのそれに見えてかなりカッコいいです!
アニメっぽいだけでなく、マンガのほうにある書き文字での効果音が表示されるのがまたGoodですね。
マンガが、アニメのカラーで、動いてる!そんな印象を受けるバトルです。思わず見入ってしまいますよ。
そして、気が溜まりきった時に放てる必殺技演出がまたカッコいいです。キャラ絵のカットインと、キメ台詞が表示されるのはもう大興奮!
どのセリフも、ドラゴンボール好きなら「あの時のあれだな」とニヤリとしてしまいますよね。
全体の気が高まった状態で必殺技を放つと「DOKKAN MODE」に突入します。この状態だと敵チーム全体に攻撃となります。なかなか使うのは難しいですが、ここぞという時に発動すると嬉しいですね。
ゲームのシステムとしては、スマホゲームによくある形です。ステージを進め、ガシャなどで味方を集め、合成などで育てて最強チームを作り上げる、というものです。
演出に凝っているといえばガシャもそうです。悟空がかめはめ波を放つ、というガシャ演出ですが、音声も付いててかなりいいですよ。レビュー時点では見れませんでしたが、このガシャの時の悟空が超サイヤ人状態になっている時もあるとか。
原作では敵役だったキャラを使うことも、もちろんできますよ。このキャラ詳細画面は、どことなくカードダスの雰囲気がありますね。というか、ナッパ様カッコいいです。
ゲームの流れ自体は、よくあるスマホゲームのように各クエストを順番にクリアしていく形になります。それぞれのステージはすごろくのように進み、イベントでの会話はマンガのコマ風となっています。この辺りも凝っていますね。
原作のマンガやアニメの演出方法を非常にうまく取り込んでおり、ファンならその演出を絶対に楽しめると思います。
ただ、バトルでの演出が少し長く、しかもバトルのたびに毎回見なければならないというのが残念なところです。さすがに毎回見るのは飽きてしまうので、スキップするか短縮できる機能がアップデートで追加されるといいのですが。