Androidニュースのまとめ:2015年2月21日 ~ 2015年2月27日

NTTドコモ(以下、ドコモ)は2月26日、Androidタブレット「dtab」シリーズの最新モデル「dtab d-01G」を発売した。また、ソフトバンクモバイルとワイモバイルは2月27日にAndroid TV搭載端末「Nexus Player」を発売した。ドコモは3月27日から「LTE-Advanced」のサービスを提供することも明らかにした。LTE-Advanced導入で、下り最大225Mbpsのエリアが順次登場する。

新製品

【ドコモ、dtab d-01G】
ドコモはdtabの新モデル、d-01Gを発表し、26日に発売した。ドコモオンラインショップでは「月々サポート」の適用で実質0円になるなど、基本的に入手しやすい価格になっている。「dビデオ」や「dアニメストア」などドコモのサービスを利用できるだけでなく、普通のAndroidタブレットとして使える。


dtab d-01G

Android 4.4、1.6GHzのクアッドコアCPU、1GBメモリ、16GBストレージ、約8インチで解像度800×1,280ドットのディスプレイなどが主な仕様となっている。

【Android TV搭載機「Nexus Player」】


Nexus Player

Android TVを搭載したメディアプレイヤー「Nexus Player」がソフトバンクモバイル、ワイモバイルから2月27日に発売になった。Android TVはテレビ向けのAndroidプラットフォームで、Androidアプリや各種VODサービスを利用することができる。

Nexus PlayerはHDMI端子を使ってテレビに接続して使う機器で、ゲームを遊ぶ際には別売りのゲームコントローラーを使ってもいい。Nexus Playerを買うと2,000円分のGoogle Playギフト券が貰えるキャンペーンや、ソフトバンクモバイルのスマホ(一部機種)やワイモバイルのスマホを買うとNexus Playerが貰えるキャンペーンなどもある。

本体価格は12,800円だ。


Nexus Player用ゲームコントローラー

通信サービス

【ドコモ、PREMIUM 4G】
ドコモは次期LTE、「LTE-Advanced」を使った通信サービスを3月27日から提供開始する。ブランドは「PREMIUM 4G(プレミアム4G)」とし、全国22都道府県の都市部からスタートし、順次エリアを拡大する。

このPREMIUM 4Gでは、下り最大225Mbpsでの通信ができるため、データ通信の環境が大幅に改善することが期待できる。しかも、2015年度内には下り最大300Mbpsに引き上げられる予定だ。

対応機種は現在はモバイルWi-Fiルーター2機種のみだが、今後は対応スマートフォンも用意される予定。対応ルーターはHW-02GとL-01G(3月発売予定)。

【ディズニー・モバイル・オン・ソフトバンクがサービス終了へ】
ウォルト・ディズニー・ジャパンとソフトバンクモバイルが協業して提供している「ディズニー・モバイル・オン・ソフトバンク」のサービスが2017年後半に終了する。終了後は音声通話、データ通信など、ディズニー・モバイル・オン・ソフトバンクのサービスは利用できなくなるので注意したい。また、今後はディズニー・モバイル・オン・ソフトバンクの新機種は用意されない。

サービス終了に至った理由の一つに、様々な機種でディズニーのコンテンツやディズニー仕様の着せ替え等を楽しみたい、という需要がある。


「ディズニースタイル」と「ディズニーマーケット・オン・ソフトバンク」のロゴ

その需要を満たすために生まれた新サービス「ディズニースタイル」や「ディズニーマーケット・オン・ソフトバンク」が、今後はディズニー・モバイル・オン・ソフトバンクの代わりとなる。ディズニースタイルでは「@disney.ne.jp」のメールアドレスも利用できるので、ディズニー・モバイル・オン・ソフトバンクほどの独自性はなくとも、一般のスマートフォンでも、ある程度はディズニー仕様に変えてしまうことができる。

アプリ/サービス

【ゼンリンデータコムとドコモ、屋内ナビゲーション技術を開発】
ゼンリンデータコムとドコモはGPSやWi-Fiなどによる位置情報を取得できない地下や屋内においても正確な位置情報を掴めるよう、スマートフォンに搭載された加速度センサー、地磁気センサー、ジャイロセンサー、気圧センサーなどのセンサーを使って位置情報を取得できる技術を開発した。


「ドコモ地図ナビ」アプリにおける屋内ナビゲーションの利用イメージ

スマートフォンに搭載されたセンサーを使った歩行者の自律航法技術と、地図情報を活かしたルートマッチング技術を組み合わせ、屋内でのナビゲーション技術も開発した。この技術は「ドコモ地図ナビ powered by いつもNAVI」に4月以降に導入される予定。

【NOTTVで合計8チャンネルを楽しめる「NOTTVパック」が登場】
スマートフォン向け放送局「NOTTV」に、新たにチャンネルが増える。それにあわせ、既存の有料チャンネル「NOTTV1」と「NOTTV2」と合わせたパッケージプラン「NOTTVパック」が用意される。NOTTVパックのサービス提供は4月1日だが、すでに先行販売が開始され、3月18日から始まる試験放送を視聴することができる。

料金は月額635円(税抜)だが、5月1日までは無料。

NOTTVパックに含まれるのは「NOTTV1」「NOTTV2」「フジテレビONE スポーツ・バラエティ」「フジテレビTWO ドラマ・アニメ」「時代劇専門チャンネル」「AXN海外ドラマ」「アニマックス」「スカサカ!24時間サッカー専門チャンネル」。

NOTTVパック登場!|YouTube

あとがき

ディズニー・モバイル・オン・ソフトバンクが終了することが明らかになりました。こうした独自色を持つサービスには残って欲しかったので残念ですが、ドコモ向けのサービスがどうなるのかも気になるところです。提供形態が異なるので、もしかしたら

GAPSISがお伝えしました。次回もお楽しみに!