日本通信とVAIOはついに「VAIO Phone」を発表し、販売開始した。ソフトバンクモバイルはプリペイドサービス「シンプルスタイル」に初となるLTE対応機種「BLADE Q+」を追加。また、バッファローは、自動整理機能を持つ、写真・動画の保管ストレージ「おもいでばこ」の新モデルを発表し、販売開始した。
【VAIO Phone】
日本通信とVAIOは12日、協業によって実現したスマートフォン「VAIO Phone」を発表した。すでに販売開始されており、出荷開始は20日の予定。一括価格は51,000円で、24回分割での購入も可能。デザイン監修をVAIOが担当し、製造元は日本通信となっている。
VAIO Phone
Android 5.0(Lollipop)を搭載し、ディスプレイは約5.0インチのHD液晶。CPUはクアッドコア1.2GHzで、メモリは2GB RAM、16GB ROM。バッテリー容量は2,500mAhといった仕様だ。
OSがAndroid 5.0であることを除くと、スペック面ではあまり見所はなく、ミドルエンドクラスといったところ。背面にVAIOのロゴがあること、ガラス素材を活かしたデザインなどが特徴だ。
【ソフトバンク、BLADE Q+】
ソフトバンクモバイルはシンプルスタイル専用のスマートフォンBLADE Q+(ZTE製)を4月以降に発売すると発表した。
BLADE Q+
BLADE Q+は、SoftBank 4G/4G LTEに対応するスマートフォンで、これはシンプルスタイルの端末では初。シンプルスタイルはプリペイドサービスなので、使いたい分を前払いして使うため、基本使用料は無料。データ通信は「2日プラン」「7日プラン」など、日数別のプランが用意され、通話料は全国一律で8.58円/6秒だ。
BLADE Q+はAndroid 4.4.4、クアッドコア1.2GHzのCPU、1GB RAM、8GB ROM、約4.5インチで854×480ドットの液晶、2,000mAhのバッテリーを搭載するスマートフォン。エントリークラス向けのスペックだが、シンプルスタイルでは十分だろう。それでいてLTE対応なので、プリペイド端末としては悪くない機種といえそうだ。
【バッファロー、新おもいでばこ】
バッファローは13日、写真や動画を自動整理しながら保存できる「おもいでばこ」の新モデル「PD-1000」と「PD-1000-L」を発表し、同日夜に販売開始した。
新おもいでばこ
おもいでばこは写真、動画に特化したストレージで、テレビに繋いで使う。テレビのほか、スマートフォン、タブレットからの閲覧も可能だが、旧モデルではUSB型のWi-FiドングルとWi-Fiルーターを必要としていた。新モデルではWi-Fiを内蔵したことで、それらが不要になり、スマホ・タブレットとの直接Wi-Fi接続もできる。
さらに、筐体が約半分のサイズにまで小型化され、動作パフォーマンスも向上している。また、写真閲覧時のエフェクトがよりスムースで綺麗になっている。他にも、ファイルの保存可能数が最大40万にまで拡大された。
【ワイモバイル、Jawbone UP MOVEを発売へ】
UP MOVE
ワイモバイル、ウィルコム沖縄は活動量計「UP MOVE」(Jawbone製)を20日から販売開始すると発表した。JawboneのUPシリーズなので、すでにご存知の方もいると思うが、今回のUP MOVEはクリップ型の製品。とはいえ、初回購入特典として腕時計のように腕に装着できる専用ストラップも貰えるので、腕につけることもできる。価格は6,112円。
同社の他モデルと同様、基本的に記録できるデータは同じで、歩数、運動量、消費カロリー、睡眠時間などとなっている。また、スマートフォン向けアプリと連動して、自分の記録に基づいた健康管理のアドバイスを受けることもできる。
基本的にはクリップ型なので、ポケットやベルトなどに装着できる点が大きな魅力。腕に装着したくない方にはこちらのスタイルの方がいいだろう。
腕に装着するためのストラップ(初回購入特典)
【ドコモ、異なるOS間でもBLEで情報を伝達できる技術を開発】
NTTドコモ(以下、ドコモ)はBLE(Bluetooth Low Energy)を使って、異なるOS間のスマートフォン同士でも情報伝達をできる技術を開発した。この技術は災害時向けに開発されたもので、携帯電話網に繋がらない時でも、近距離にいるスマートフォンを使って順次バケツリレー形式で情報を伝達していくことで、最終的に携帯電話網に繋がる端末から災害用伝言板への情報登録などができる。
利用イメージ
ドコモが開発したBLEを使った情報伝達技術は注目ですね。大地震の時など、どうしても長時間に渡って携帯電話網に繋がらないことがありますが、この技術を使えば、繋がる位置にある携帯電話まで情報をバケツリレーして、そこから安否情報を登録してもらう、ということができるようになります。もちろん、現実的にどれほど使えるレベルなのかは分かりませんが、こうした技術が開発されることは重要ですね。今後の実用化に期待したいところです。
GAPSISがお伝えしました。次回もお楽しみに!